もっと、利用したくなる公園へ! 「戸田市公園リニューアル」を進めています!
市内にはたくさんの公園や緑地があり、水と緑があふれる自然豊かな環境は戸田市の大きな魅力のひとつです。その公園を、多様化するニーズや社会情勢に合わせてより活性化させ、さらに魅力的で利用したくなる公園としてリニューアルしていくことを目的に、戸田市公園リニューアル計画を2021年3月に策定しました。今回は、市の公園事情と計画の概要を紹介します。
はじめに 公園の基本的な役割とは?
存在効果
- 緑の適切な配置による良好な街並みの形成
- 緑陰の提供、気温の緩和、大気の浄化
- 災害時の避難場所、延焼抑止の空間
利用効果
- 休養・休息の場
- 教養、文化活動などさまざまな余暇活動の場
- 子どもの健全な育成の場・競技スポーツ健康運動の場
数字で見る! 戸田市の公園事情
市内にある公園の数
160カ所
(注釈)2021年4月1日時点
彩湖・道満グリーンパークをはじめ、市内には大小たくさんの公園があります。
市民一人当たりの都市公園面積
9.90平方メートル
(注釈)2021年4月1日時点
埼玉県平均がおよそ7平方メートルとなっている中で、都市部では県内トップクラス!
戸田市は現在も人口が増加しており、特に若い世代が増えているという特徴を持った平均年齢が若いまちです。今後の公園づくりは、公園のにぎわいを促進し、地域コミュニティ活動の発展に役立つように、公園のあり方をソフト面、ハード面から見直し、より魅力的な公園にリニューアルしていきます。
市民に聞きました!公園アンケート (2019年度、複数回答)
公園の利用目的
- 散歩・通行、犬の散歩のため (38パーセント)
- 休憩・憩いのため (24パーセント)
- 季節感(花や紅葉など)を感じるため (22パーセント)
公園リニューアルのイメージ
- 地震などの災害時に役立つ公園 (43パーセント)
- ゆっくりと過ごせる公園 (40パーセント)
- 自然を感じる公園 (39パーセント)
公園で参加してみたい行事・イベント
- 地域のイベント(お祭り、盆踊り、もちつき大会、防災訓練など) (68パーセント)
- 飲食・物販イベント(フリーマーケット、市場、物産展など) (65パーセント)
- 鑑賞会(屋外コンサートや演劇、舞踊、屋外映画会など) (47パーセント)
アンケートから、市民が公園に求める役割として、「自然を感じてゆっくり過ごせる公園」に加え、「災害時に役立つ公園」と、「地域イベントなどの利用」のニーズが多いことがわかりました。
目指す公園像
公園リニューアル計画の基本理念
楽しい! 気持ちいい! とっても大好き! オールとだで築く新たな公園づくり
1 活動・活躍の場となる公園(楽しい公園)
公園運営を担う活動主体を掘り起こし、にぎわい、活力にあふれた楽しめる公園を目指します。
例えば…デイキャンプ、紙芝居、木登り教室などができる公園
2 やすらぎの得られる安心・安全な公園(気持ちいい公園)
緑の中で安心・安全に心からやすらぎを得られる気持ちいい公園を目指します。
例えば…芝生広場、木陰、修景や見通しがよい公園
3 郷土愛を醸成する公園(大好きな公園)
地域を象徴するモノ・コトがあり、もっと地域を好きになる公園づくりを目指します。
例えば…田植え、稲刈り、夏祭りができる公園
推進する主な取り組み
公園の役割を整える施設整備(ハード面)
「公園施設長寿命化計画」をベースに、機能分担の推進、機能向上の整備に取り組み、防災機能、グリーンインフラ導入の検討を進めます。
公園を使いこなすプログラム導入(ソフト面)
マルシェ、花植え隊、パークヨガ、デイキャンプ、防災訓練など、公園を使ったイベントや多様な主体による活動を促進します。
持続可能な公園経営(ソフト面)
包括指定管理者の導入、P-PFI制度の活用など、市民協働による持続可能なパークマネジメントを行います。
期待される効果
公園運営の効率化
- 公園維持管理費の抑制
- 収益性の向上
にぎわいの向上、市民協働の促進
- 多様な主体による地域の活性化
- コミュニティの形成
- 公園文化の形成
- 緑のネットワークの向上
より魅力的で利用したくなる公園へ!
まち全体のにぎわいや、市民のQOL(生活の質)の向上にもつながります。
公園リニューアル計画社会実験
できるかな?「公えん」でやってみよう計画~ゆっくり過ごせて寄りたくなる公園~
とき
2021年10月2日(土曜日)~2021年12月26日(日曜日)の原則土曜日・日曜日、祝日
ところ
噴水公園(戸田市新曽2196-1)
内容
さまざまなキッチンカーを呼び、公園をカフェのように使ってみようという試みです。
たくさんのご利用とご感想、ご意見をお待ちしています。