【戸田市民大学】令和7年度青山学院大学・戸田市連携講座を開催します!
青山学院大学の講義が戸田市にやってくる!
青山学院大学の先生方をお招きし、ご講義いただきます。
今年度のテーマは「首都」から歴史を読みなおす~「東京一極集中」の歴史的前提を問うです。近年、中世史では「首都」の求心力が問いなおされています。そこで、首都をめぐる諸問題を歴史的に考察しながら、東京一極集中の前提について学んでいきます。
令和7年度青山学院大学・戸田市連携講座チラシ [PDFファイル/716KB]
戸田市民大学は入学手続き不要です。どなたでもお気軽にお申込みください。
第1回:古代日本における「首都」の誕生
日時:2025年5月17日(土曜)午後2時から午後3時40分まで
(注釈)午後2時から10分間、市民大学開講式を行います。
講師:文学部史学科 教授 小倉 慈司 氏
古くは支配者の本拠地が「宮」とされていましたが、それが「都」となり、ヒト、そしてモノが集中するようになります。そのために交通路も整備されることとなりました。7世紀以降、中国の都市を手本に藤原京、平城京といった都市計画に基づく都城が建設されますが、この都城と地域社会との関係はどのようなものであったのでしょうか。それを探っていきます。
第2回:中世日本と「首都」~京都・鎌倉・地域~
日時:2025年5月24日(土曜)午後2時から午後3時30分まで
講師:文学部史学科 准教授 谷口 雄太 氏
中世の主役ともいえる武士(武家)を中心に、人々は首都(京都・鎌倉)とどう関係していたのか見ていきます。具体的には、地域に加え「首都」でも活躍する鎌倉期の武士、「首都」に集住する室町期の武家、各国に下向しても「首都」を志向する戦国期の大名といった「意外な」実態を紹介して、分権が強調されがちな中世のもうひとつの姿=集権について考えます。
第3回:近代日本と首都~東京に集まった華族たち~
日時:2025年5月31日(土曜)午後2時から午後3時30分まで
講師:文学部史学科 教授 小林 和幸 氏
近代国家形成の過程を概観しながら、明治初年の「華族」創設、旧大名たちが領地の統治を離れ、東京移住が進められるなかで生じた葛藤や彼らの対応、さらに立憲政治が施行された後の華族たちの地域とのつながりなどについて、諸史料から検討します。
第4回:「江戸」~情報から「首都」を考える
日時:2025年6月7日(土曜)午後2時から午後3時30分まで
講師:文学部史学科 教授 岩田 みゆき 氏
文化文政期から幕末期にかけて、巨大都市江戸に集まる情報や、江戸から発信される情報について、日記・記録などからいくつかの事例を紹介しつつ、「情報」という切り口から、江戸の「首都」性について考えます。
会場
戸田市文化会館 304会議室
対象・定員
市内在住・在勤・在学者
- 会場受講 60名
- オンデマンド配信あり(講座当日撮影した動画を後日市公式Youtubeで限定公開)
(注釈)オンデマンド受講用の動画は、期間限定・申込者限定で公開します。視聴には必ず申込が必要です。
申込み
申込受付期間:2025年4月3日(木曜)午前9時から
申込フォームまたはメール、電話でお申込みください。
メール、電話の場合は、講座名、氏名、年代、電話番号、受講方法(会場受講・オンデマンド配信による動画視聴)を明記してください。
費用
無料
認定単位数
4単位(各講座1単位)
(注釈)戸田市民大学の受講票をお持ちの方へ付与
受講票の発行を希望する方は、各講座の会場受付または生涯学習課窓口で職員にお声がけください。
昨年度の講座の様子
戸田市民大学について
戸田市民大学は、学ぶ楽しさや活動する喜びを感じること、地域づくりや地域文化の創造を担う人材の育成を目的に開講しています。
入学手続き不要で、どの講座からでも気軽に参加することができます。様々な講座を開催しておりますので、興味のある講座を見つけてみてください。