新卒保育士3年目の渡邊さんにインタビュー
市内の認可保育所、小規模保育事業所などで働く先輩の方々にインタビュー!
戸田市内の保育園で働く5名の先輩保育士さんのホンネを大公開します!
新卒で今の園に就職し、私らしく働く社会人3年目の渡邊さんにインタビューしました。
なぜ保育士になろうと思ったのですか
歳の離れた弟がいたので、お世話をするのは好きでした。自分が通っていた幼稚園の先生に憧れていたというのもありましたし、乳児と関わりたいということもあったので、保育士を目指しました。
現在の園を選んだ決め手は何ですか?
通勤のしやすさを考え、埼玉県内で探してました。
そんな時、大学のキャリア支援課に相談したところ、戸田市は制度も充実しているし、保育士が働きやすいとオススメされたので、戸田市内の保育園で探すことにしました。
何園か見学させてもらいましたが、なんといっても園長や主任の温かい人柄に魅かれました。
また、春は桜、夏はひまわりが咲き、夏野菜が採れたりして、四季折々の自然を取り入れた保育ができるというのが魅力でした。
見学の時点でとても雰囲気がいいなぁと思っていたのですが、ちょうど見学の次の日が運動会だということで、ボランティアのお誘いをいただきました。これは運命だと思い、参加させていただきました。
行事に参加させていただいたことで、園の様子も分かりましたし、他の先生方も気さくに話しかけてくださり、とても雰囲気が良い園だなぁと思い、ここに決めました。
戸田市の保育園で働くオススメポイントを教えてください。
市主催の市内研修はオススメです。私は、わらべうたの研修を受講しました。短めですぐに覚えられるわらべうたを教えてもらえたので、次の日からすぐに実践することができました!
なかなか時間が取れない中でも気軽に学ぶ場所がある戸田市は保育士にとってとても良いと思います。
保育士としてやりがいを感じることはどんなことですか?
2歳となると、だんだんと言葉が出てくるので、朝一番に「先生おはよう!!」と言って子どもたちがぎゅーっと抱きついてきてくれたりすると、きゅんとします!笑
また、子どもが困っているときに、ちらっとこちらを見てどうしよう、と私を頼ってくれる時は、信頼してくれているんだなぁと実感し、やりがいを感じます。
苦労したことや大変だったことはありますか?また、それをどう乗り越えましたか?
1年目は大変でした。実習でほとんど経験していない0歳児担当になったので、何もかもが初めてで、戸惑う毎日でした。子どもは自分の欲求を泣くことで伝えてくれるんですが、ミルクやおむつを替えてみたけれど泣き止まず、どうしたらいいのか分からず戸惑いました。
そんな時、先輩が「抱っこして歌ってみたら?」とアドバイスをくれて。そうしたら泣き止んだんです。それからはおもちゃのチャチャチャや、季節の歌を歌ったりしてます。歌は魔法ですね。笑
先輩方からアドバイスをもらえる環境なのですね!
はい、歳の近い先輩も多く、気軽に相談できます。
どのような保育士になっていきたいですか?
こどもから好かれる保育士、子どもと一緒に成長していける保育士になりたいです。
1年目は日々の保育をこなしていくことに精一杯でしたが、3年目になり、楽しめるようになってきました。今後は、行事などにも積極的に関わっていきたいです。
また、先輩方は、バルーンアートや絵、劇の仕方など、皆さんそれぞれ色々なスキルを持っていてすごいなって思います。先輩に「私の背中をみて覚えていいよ!」と言っていただいたので、今のうちに色々吸収していきたいです!
また、シアター系のおもちゃをたくさん作って、子どもたちを楽しませてあげられる保育士になりたいなと思います。
学生時代に抱いていた保育現場のイメージとのギャップはありますか?
学生時代は、人間関係や怖い先輩がいないか、正直不安でした。
でも実際働いてみたら、緊張せずに一緒にゲラゲラ笑えるし、仕事だけでなくプライベートな相談にも乗ってくれる個性的で優しい先生ばかりでした。とても居心地の良い保育園です。
残業やプライベートとの両立も不安に思う人が多いと思いますが?
残業は行事前に少しあるくらいで、ほとんどありません。土曜日出勤も2ヶ月に1回くらいのペースなので、土曜日・日曜日は休めることが多いです。 今は新型コロナウィルスの関係でなかなかできませんが、休みの日にはカフェ巡りや同業の友達と情報交換したりしています!旅行も好きなので、落ち着いたら北海道に行きたい!と思っています!
最後にこれから就職される方へ、アドバイスやメッセージがあったらお願いします。
ぜひ、色々な園を見学するだけではなく、一日でも良いのでボランティアをしてみてください。園の中に入って活動することで、雰囲気や人間関係も見えてきます。
また、自分のなかで重視したいことを3つくらい、胸に持っているといいと思います。給料、通いやすさ、などなんでも良いと思います。私の場合は、1.自然、2.人柄、3.園庭の広さでした。
また、学生時代に、手袋シアターやスケッチブックシアターなど、見せるものを出来るだけ作っておくといいと思います。一つ作っておくと、発達に合わせて色々アレンジできるのでオススメです。働き始めてしまうと、なかなか作る余裕がなくなってしまうので。笑
「毎日本当によく笑ってます!」と話す渡邊さん。見学やボランティアの体験をして、自らの手で「私らしく」働ける保育園を見つけました。
就職先で迷うときは、見学だけでなく、中に入って一緒に活動してみることが大切なようですね!
居心地の良い園で、先輩方に支えられながら、日々楽しく保育をしているのがインタビューを通して伝わってきました。
先生が心からの笑顔で接すれば、子どもの笑顔も一層輝く。素敵な連鎖だなぁと感じたインタビューでした。
現在の業務内容を教えてください
現在は2歳児の担任をしています。昨年は1歳児を担当し、0、1、2歳と持ち上がりました。今の子どもたちの成長を間近で感じられてとても嬉しく思います。また、2歳にもなると、お話しが上手になる子が増え、子どもたち同士のやりとりに微笑ましく思います。