博学連携
学校教育と彩湖自然学習センター(博学連携)
感動ある授業づくりは彩湖自然学習センターから
学校教育とともに歩む彩湖自然学習センター
今日、都市化・過度の受験競争等により子供たちは直接体験不足しているのが現状です。そのため、子供たちに生活体験や自然体験などの体験活動の機会を豊かにすることが極めて重要な課題だと言われています。具体的な体験や事物との関わりをよりどころとして、感動したり、驚いたりしながら、「なぜ、どうして」と思考を深め、実際の生活や社会、自然の在り方を学んでいきます。そして、このような体験が、子供たちの成長の糧であり、「生きる力」をはぐくむ基盤となっていくといわれています。こうした背景のもと、学校教育と社会教育の壁を超えて、自然体験の場を提供し、生涯学習の視点に立った新しい教育環境の創造の一翼を担うことこそ彩湖自然学習センターの使命です。
戸田市では、「市民が自ら楽しく学べ、開かれた博物館を目指す」ことを明言しています。学校教育の中でセンターを効果的に活用するには、教科の年間計画や学習単元の指導計画に位置づけられたセンター活用こそ重要になってきます。学校の実情や子供たちの実態にあった計画的な活用が必要です。学校が、それぞれの創意工夫を生かした独自の活用を考え、センターがそれに助言し支援することが、博学連携の礎となり学社融合への第一歩となります。
彩湖自然学習センターと学校を結ぶ取り組み
センター授業
生活科・理科・総合的な学習の時間を中心に、センターにおいてどのような授業を展開できるかを検討し、教育プログラムを作成しております。センターならではの自然体験をとおし、また、自然科学に関する豊富な情報を教材に、一人一人の興味・関心にそった主体的な学習が可能と考えます。社会科・環境教育など様々な教科・領域における活用も可能にしていきたいと考えます。
センター学習サポートの作成
学校教育においてセンターを有効活用するための教材として、各階ごとに一人学習が可能な学習サポート(ワークシート)を作成しました。児童・生徒の興味・関心を高める調べ学習や体験的学習への広がりを意識して作成しています。単なる知識追求にならずに、自然の不思議・発見のおもしろさを大切にし、自然を身近に感じられるようにしていくことを念頭に置いています。
彩湖サイエンスサポートプログラム
小・中学校の理科、総合的な学習の時間、および小学校生活科の教育振興のために植物・動物を中心に自然に関わる単元の学習・自然体験活動の支援を行っていきます。
出張授業
学校からの要請にもとづき、資料や教材等を持参して授業づくりを支援します。自然のすばらしさについて話をしたり、顕微鏡の使い方や観察の仕方などの説明を行うなど、ゲストティーチャーとして授業の支援をしています。
自然に関わる教材提供、資料・備品の貸出
授業で活用できる昆虫・植物の標本や写真などの貸出、自然体験を行う際の捕虫網・双眼鏡・顕微鏡などの貸出についてもできる限り便宜を図っていきます。また、ザリガニや昆虫の幼虫、植物など、学校からの要望により、捕獲、分譲します。