こどもや若者が家族の手伝い・手助けをするのは「ふつうのこと」と思うかもしれません。しかし、学校生活に影響が出たり、心や体に不調を感じるほどの重い負荷がかかっている場合は、すこし注意が必要です。
「ヤングケアラー」って?
「本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこども・若者」のことです。食事の準備や掃除・洗濯などの家事、見守り、きょうだいの世話、感情面のサポートなどを行っていることが多いとされています。責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうことがあります。
「ヤングケアラー」は、実は身近にいるかも?
ヤングケアラーは家庭内のことであり、表に出にくいものです。「ヤングケアラーであることをこども自身やその家族が認識していない」「異変に気付いていても、家族の問題に周囲がどこまで介入すべきか分からない」などの理由から、必要な支援につながっていないケースもあります。ヤングケアラーを把握し、必要な対応を行うには、身近な人の「気付き」が大切です。
「ヤングケアラー」に気付くポイント
ヤングケアラーの存在に気付くためには、「ヤングケアラーがいるかもしれない」と意識することが必要です。ヤングケアラーには、以下の特徴が見受けられることがあります。
- 遅刻や早退、欠席が多い
- 学校に行っているべき時間に、学校以外で姿を見かけることがある
- 家族の介助をしている姿を見かけることがある
- 幼いきょうだいの送迎をしている姿を見かける
- 精神的な不安定さがある
「ヤングケアラー」を見つけたり、自分のことを相談したいと思ったら…
周囲に悩んでいるヤングケアラーがいた場合や、自身のことで相談したいときは次へお問い合わせください。
ヤングケアラーに関する相談先
こども家庭相談センター(福祉保健センター内)
電話番号 048-433-2222(祝日を除く平日、午前9時~午後5時)

