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広報戸田市 2024年12月号

市では、年2回、財政状況の公表を行っています。今回は、2023年度決算および2024年度上半期の状況についてお知らせします。

2023年度決算の状況

限られた財源を各事業に適切に配分し、経費全般について削減を図りながら、計画的・効率的な予算執行に努めました。

一般会計(地方公共団体の基本的・全体的な経費を経理する会計のこと)

  • 歳入(収入済額) 642億863万2,232円(前年度比0.8パーセント増)
    収入率(収入済額÷予算額)97.9パーセント
  • 予算額 655億6,924万円
  • 歳出(支出済額) 604億7,960万3,144円(前年度比2.2パーセント増)
    執行率(支出済額÷予算額)92.2パーセント

市民一人当たりに換算すると…

2023年度一般会計決算額を市民一人当たりに換算した場合、次のようになります。

2024年4月1日現在 人口 14万1,988人(昨年度14万1,927人)

*市民一人当たりの歳出額は、2023年度の決算額を、2024年4月1日現在人口14万1,988人で割った金額です。負担したお金(市税)と市からの公共サービスとの差額については、国・県からの支出金収入や競艇事業収益配分金などの税以外の収入が充てられています

  • 市民一人当たりの公共サービスにかかるお金 42万5,949円(昨年度41万6,936円)
  • 市民一人当たりの負担(市税) 21万2,540円(昨年度21万1,740円)
  • 市民一人当たりの借金の残額 14万3,207円(昨年度14万9,855円)

収入済額

市税 47.0パーセント 301億7,815万9千円
国庫支出金 19.6パーセント 125億5,913万7千円
繰越金 7.1パーセント 45億4,336万7千円
県支出金 5.6パーセント 35億8,853万4千円
地方消費税交付金 5.4パーセント 34億4,679万円
繰入金 5.4パーセント 34億5,159万9千円
その他の歳入 4.1パーセント 26億4,752万円
市債 3.0パーセント 19億5,920万円
諸収入 2.8パーセント 18億3,432万6千円

支出済額

民生費 46.0パーセント 278億1,042万2千円
教育費 14.9パーセント 90億2,820万8千円
総務費 9.7パーセント 58億3,095万4千円
土木費 8.1パーセント 49億631万3千円
衛生費 6.6パーセント 40億1,288万8千円
諸支出金 5.3パーセント 32億482万1千円
公債費 5.0パーセント 30億1,195万円
消防費 2.7 パーセント 16億4,855万3千円
その他の歳出 1.7パーセント 10億2,549万4千円

各歳出の内訳

民生費 生活保護扶助費 46億801万9千円
高齢者福祉事業など 27億7,458万円
民間保育所事業 48億2,288万7千円
私立幼稚園助成事業 5億689万円
こども医療費支給事業 8億950万9千円
総務費 コミュニティバス運行事業 1億4,454万9千円
防犯対策事業 9,789万2千円
土木費 道路・橋りょう整備事業 6億8,614万5千円
河川整備 5億7,671万8千円
公園整備・緑化対策 7億1,253万3千円
教育費 小・中学校費 56億563万4千円
学校給食事業 14億5,944万8千円
衛生費 ごみ・し尿処理事業 15億6,217万円

特別会計(国民健康保険や市民医療センターなど特定の事業のための経費を、一般会計とは別に経理する会計のこと)

会計 予算現額 収入済額 支出済額
国民健康保険 108億59万1千円 108億9,104万8千円 105億2,877万5千円
市民医療センター 7億873万4千円 7億522万3千円 6億5,260万1千円
交通災害共済事業 645万4千円 499万6千円 253万円
海外留学奨学事業 894万1千円 387万3千円 365万6千円
火災共済事業 352万6千円 196万7千円 104万9千円
新曽第一土地区画整理事業 10億6,238万8千円 11億880万7千円 7億5,306万9千円
介護保険 84億2,717万8千円 84億2,083万1千円 80億7,411万3千円
新曽第二土地区画整理事業 7億5,808万1千円 7億5,891万5千円 5億2,792万8千円
後期高齢者医療 15億660万9千円 14億4,383万6千円 14億3,298万5千円
在宅介護支援事業 1億350万7千円 1億850万円 9,219万2千円
合計 233億8,600万9千円 234億4,799万4千円 220億6,889万8千円

財政指標

2023年度決算で算出した財政指標は、 実質赤字比率、連結実質赤字比率は黒字、実質公債費比率、将来負担比率は基準値を下回っており、いずれも「健全段階」にあります。

4つの財政指標

戸田市の財政指標 早期健全化基準(戸田市)
実質赤字比率
普通会計に相当する一般会計および特別会計の赤字の程度を示し、資金繰りの深刻度を示す比率

(黒字)
11.71パーセント
連結実質赤字比率
水道事業など、市の全ての会計の資金繰りの深刻度を示す比率

(黒字
16.71パーセント
実質公債費比率
一般会計などが負担する借入金返済額を指標化したもの。この比率が高いと各年度の財政運営が厳しくなる
8.2パーセント 25.0パーセント
将来負担比率
市の借入金など、財政負担の残高を指標化したもの。この比率が高いほど、将来的な財政負担が高くなる
18.1パーセント 350.0パーセント

2023年度に行われた主な事業(2023年度決算額)

警防課

消防車両などの整備 5,662万8千円

消防車両更新計画に基づき、消防車両の更新を行いました。また、高度救命処置用資機材を整備し、市民の暮らしを守るための消防体制を強化しました。

教育総務課

小学校施設の整備 32億2,919万6千円

戸田第一小学校改築等工事を実施したほか、学校施設の長寿命化を図るため、市内小学校2校の外壁改修や昇降機設備改修などを行いました。

デジタル戦略室

公共施設・スポーツ施設使用料のキャッシュレス決済導入とLINEによる「粗大ごみ申請システム」の導入 5,477万円

これまで別々に運用していた「公共施設予約システム」と「スポーツ施設予約管理システム」を統合し、キャッシュレス決済を導入しました。また、予約から支払いまでがスマートフォンで完結する「粗大ごみ申請システム」を導入しました。

経済戦略室

プレミアム付電子商品券の発行 1億2,199万5千円

物価高騰などの影響を受ける市内経済を下支えするため、プレミアム付商品券を電子商品券として販売し、事業者支援と市内消費の活性化を図りました。

2024年度上半期の状況

2024年度上半期は、長引く原材料価格・物価高騰が市民生活に大きな影響をもたらす中で、これまで推進してきた「子ども」「健康」「防災」をはじめとした各方面にわたる施策を実施しました。また、増加する社会保障経費への対応や公共施設の老朽化対策により、厳しい財政状況となっています。このような状況下で、諸事業については、国や県からの支出金収入や積立基金などの財源を活用するとともに、引き続き経費の節減を図りながら効率的に実施するよう努めています。

市の財産

  • 市有地 126万9,524.83平方メートル
  • 建物 30万2,941.38平方メートル
  • 各種基金など 166億5,616万8,790円

(注釈)2024年9月30日現在

市債の現在高

市債は、市民の皆さんが長期間使用する公共施設を整備するため、一時的な財政負担とせず、長期にわたり借り入れる資金です。資金を長期的に借り入れることで、世代間の財政負担の公平性を図り、計画的な施設の整備を行うことができます。

2024年9月末現在 市民一人当たり
一般会計 190億4,257万4千円 13万4,079円
特別会計 市民医療センター 6億1,307万円 4,316円
新曽第一、第二土地区画整理事業 25億6,678万6千円 1万8,073円
合計 222億2,243万円 15万6,468円

(注釈)市民一人当たりの額は、市債残高を2024年10月1日現在人口14万2,025人で割った金額です

歳入歳出執行状況(2024年9月30日現在)

区分 予算現額 収入率 執行率
一般会計 652億32万7千円 48.8パーセント 36.4パーセント
特別会計 国民健康保険 113億3,422万3千円 45.4パーセント 42.7パーセント
市民医療センター 7億8,445万6千円 44.9パーセント 40.5パーセント
交通災害共済事業 408万7千円 101.9パーセント 9.9パーセント
海外留学奨学事業 960万7千円 26.3パーセント 22.3パーセント
火災共済事業 264万円 54.8パーセント 0.0パーセント
新曽第一土地区画整理事業 25億17万2千円 40.9パーセント 29.4パーセント
介護保険 85億6,280万1千円 47.6パーセント 37.8パーセント
新曽第二土地区画整理事業 9億1,369万4千円 39.6パーセント 26.5パーセント
後期高齢者医療 15億1,935万9千円 32.5パーセント 25.9パーセント
在宅介護支援事業 9,754万2千円 57.6パーセント 41.1パーセント
特別会計合計 257億2,858万1千円 44.7パーセント 38.1パーセント
合計 909億2,890万8千円 47.7パーセント 36.9パーセント

(注釈) 収入率:収入済額÷予算額 執行率:支出済額÷予算額

主な基金の現在高

基金は、特定の目的のために資金を積み立てたり、定額の資金を運用したりするために設置されるもので、主な基金の残高は次のとおりです。

財産を維持し、資金を積み立てるために設置された基金

2024年9月末現在 2024年3月末現在
財政調整基金 44億1,820万6千円 73億9,762万3千円
都市開発基金 11億4,878万円 11億4,878万円
公共施設等整備基金 57億7,357万円 57億7,357万円
環境対策基金 1億2,875万5千円 1億2,875万5千円

定額の資金を運用するために設置された基金

2024年9月末現在 2024年3月末現在
まちづくり土地開発基金 26億2,552万6千円 26億2,531万2千円

2023年度 上下水道事業会計の決算

上下水道事業は、皆さんから支払われた水道料金および下水道使用料をもとに、事業運営に必要な経費をまかなう「独立採算制」を原則に経営を行っています。

水道事業 下水道事業
1.営業収益(給水収益など) 22億3,664万3千円 18億7,734万4千円
2.営業費用(事業運営費用) 21億7,952万7千円 20億9,327万8千円
営業利益(1−2) 5,711万6千円 △2億1,593万4千円
3.営業外収益(長期前受金戻入など) 1億2,372万5千円 4億7,756万5千円
4.営業外費用(支払利息など) 4,743万円 2億3,168万4千円
経常利益(営業利益+3−4) 1億3,341万1千円 2,994万7千円
5.特別利益 8千円 0円
6.特別損失 3万9千円 2万2千円
当年度純利益(経常利益+5−6) 1億3,338万円 2,992万5千円

貸借対照表(2024年3月31日現在)

水道事業

資産の部(構築物、現金預金など)
1.固定資産 167億9,919万1千円
2.流動資産 24億5,778万1千円

資産合計 192億5,697万2千円

負債の部(企業債など)
1.固定負債 31億9,776万8千円
2.流動負債 6億1,954万1千円
繰延収益 21億7,737万9千円
負債合計 59億9,468万8千円
資本の部(自己資本金など)
1.資本金 106億1,337万9千円
2.剰余金 26億4,890万5千円
資本合計 132億6,228万4千円

負債・資本合計 192億5,697万2千円

下水道事業

資産の部(構築物、現金預金など)

1.固定資産 234億1,958万2千円
2.流動資産 37億1,270万7千円
資産合計 271億3,228万9千円

資産合計 271億3,228万9千円

負債の部(企業債など)

1.固定負債 106億4,677万9千円
2.流動負債 25億3,950万6千円
3.繰延収益 86億3,072万2千円
負債合計 218億1,700万7千円

資本の部(自己資本金など)

1.資本金 42億3,231万2千円
2.剰余金 10億8,297万円
資本合計 53億1,528万2千円

負債・資本合計 271億3,228万9千円

お問い合わせ

水安全部総務課 電話番号 048-229-4606

損益計算書(2023年4月1日~2024年3月31日)

2023年度 戸田市土地開発公社の決算

損益計算書(2023年4月1日~2024年3月31日)

1.事業収益 7,126万3千円
(1)公有地取得事業収益 6,790万1千円
(2)附帯等事業収益 336万2千円
2.事業原価 6,790万1千円
(1)公有地取得事業原価 6,790万1千円
(2)附帯等事業原価 0円
事業総利益 336万2千円
3.販売費および一般管理費 165万5千円
事業利益 170万7千円
4.事業外収益 41万円
(1)受取利息 2千円
(2)受取配当金 1千円
(3)雑収益 40万7千円
5.事業外費用 39万7千円
(1)支払利息 39万7千円
経常利益 172万円
6.特別損失 9万9千円
(1)固定資産売却損 9万9千円
当期純利益 162万1千円

貸借対照表(2024年3月31日現在)

資産の部

1.流動資産 42億9,508万6千円
(1)現金および預金 1億1,443万4千円
(2)公有用地 41億8,063万2千円
(3)未収金 2万円
2.固定資産 4万3千円
(1)有形固定資産 4万3千円
器具および備品 4万3千円
  • 資産合計 42億9,512万9千円

負債の部

1.流動負債 19億3,929万6千円
(1)短期借入金 19億3,929万6千円
2.固定負債 22億4,133万6千円
(1)長期借入金 22億4,133万6千円
負債合計 41億8,063万2千円

資本の部

1.資本金 500万円
(1)基本財産 500万円
2.準備金 1億949万7千円
(1)前期繰越準備金 1億787万6千円
(2)当期純利益 162万1千円
資本合計 1億1,449万7千円
  • 負債および資本合計 42億9,512万9千円

お問い合わせ

資産マネジメント推進室 電話番号 048-441-1800(内線443)


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