今後も安定して安全な水を届け続けるために 2025年4月1日から水道料金等を改定します
市では、1996年度以来29年ぶりに((注釈)消費税法等の改正に伴う消費税転嫁による改定を除く)水道料金等を改定します。市民の皆さんには負担をおかけしますが、ご理解をお願いします。
改定後(2025年4月1日~)の水道料金表
(1)基本料金
(消費税などを除く)
口径 | 新料金 | 旧料金 | 改定額 | 改定率 |
---|---|---|---|---|
13ミリメートル | 450円 | 340円 | 110円 | 32.35パーセント |
20ミリメートル | 830円 | 620円 | 210円 | 33.87パーセント |
25ミリメートル | 1,130円 | 840円 | 290円 | 34.52パーセント |
40ミリメートル | 2,950円 | 2,200円 | 750円 | 34.09パーセント |
50ミリメートル | 7,630円 | 5,700円 | 1,930円 | 33.86パーセント |
75ミリメートル | 14,040円 | 10,500円 | 3,540円 | 33.71パーセント |
100ミリメートル | 27,680円 | 20,700円 | 6,980円 | 33.72パーセント |
150ミリメートル | 77,160円 | 57,700円 | 19,460円 | 33.73パーセント |
(2)従量料金
(消費税などを除く)
使用水量(1月当たり) | 新料金 | 旧料金 | 改定額 | 改定率 |
---|---|---|---|---|
1立方メートルから10立方メートルまでの分 | 60円 | 45円 | 15円 | 33.33パーセント |
10立方メートルを超え20立方メートルまでの分 | 105円 | 80円 | 25円 | 31.25パーセント |
20立方メートルを超え30立方メートルまでの分 | 160円 | 120円 | 40円 | 33.33パーセント |
30立方メートルを超え50立方メートルまでの分 | 215円 | 160円 | 55円 | 34.38パーセント |
50立方メートルを超え100立方メートルまでの分 | 265円 | 200円 | 65円 | 32.50パーセント |
100立方メートルを超える分 | 355円 | 260円 | 95円 | 36.54パーセント |
(注釈)分担金・加入金の料金表は、『みずのめぐみ第29号』をご覧ください
口径と使用水量は、2カ月に一度配布する「水道使用量等のお知らせ」で確認できます
世帯人数・口径別料金シミュレーション
一般家庭で使用される口径20ミリメートルの平均的な世帯使用水量((注釈)東京都水道局ホームページ参照)などから、2カ月分の水道料金を算出して比較すると、2カ月当たり1人世帯…726円、2人世帯…1,067円、3人世帯…1,342円、4人世帯…1,606円の値上がりとなります。
(消費税などを含む)
使用者例 | 一般家庭 | 小中規模工場等 | 大規模集客施設等 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
世帯人数/口径 | 1人 | 2人 | 3人 | 4人 | 40ミリメートル | 100ミリメートル | |
使用水量 | 16立方メートル | 30立方メートル | 40立方メートル | 46立方メートル | 300立方メートル | 2,000立方メートル | |
改定後 | 料金 | 2,882円 | 4,301円 | 5,456円 | 6,512円 | 91,300円 | 809,556円 |
改定額 | 726円 | 1,067円 | 1,342円 | 1,606円 | 23,430円 | 214,786円 | |
改定率 | 33.67パーセント | 32.99パーセント | 32.62パーセント | 32.74パーセント | 34.52パーセント | 36.11パーセント | |
現行 | 料金 | 2,156円 | 3,234円 | 4,114円 | 4,906円 | 67,870円 | 594,770円 |
水道料金改定の背景
水道事業は、税金ではなく水道料金収入を中心に経営しています。水道料金の収入が減ると、安心安全な水を届けるために必要な資金の確保や、古くなった水道管を替えて地震による被害や漏水などを防ぐことが難しくなります。市では現在まで、給水のための支出が水道料金の収入を上回り続けている状況です。例えば、2023年度は100円でつくった水を93円で売っている計算になります。
この赤字分は、住宅の新築などで負担いただく分担金などによって補っています。しかし、今後人口減少などが見込まれることから、水道料金と分担金および加入金を改定して収益を確保し、早期に健全な事業運営にする必要があります。
水道料金改定についてのQ&A
Q.改定率や改定の実施はどうやって決まったのですか?
A.外部の専門家などで構成される「戸田市上下水道事業経営審議会」で審議をし、皆さんの代表機関である市議会の議決によって決まりました。
外部の専門家と公募を含めた市民委員で構成される審議会では、本来、平均61.20パーセントの料金改定が必要と判断されましたが、近年の物価高騰に伴う家計負担などを考慮し、平均33.66パーセントの段階的な料金改定となりました。
また、市の現行料金は県内でも安い料金水準でしたが、改定後は県内平均水準となります。
(注釈)口径20ミリメートル使用水量30立方メートルの場合、63団体中9位(2023年9月時点)
Q.水道事業に、税金を充てることはできませんか?
A.水道事業は、経営に必要な費用を水道料金収入で賄うこと(独立採算制)と法律で定められているため、原則、税金を充てることはできません。
Q.今回値上げをしたら当分値上げすることはありませんか?
A.今回の料金改定は、2025年~9年度の健全な事業経営を維持するためのものです。配水管や浄水場など、水道施設の更新に備えるための財源確保に向け、今後も適正な料金水準について継続的に検証します。
Q.県内では、戸田市だけ水道料金の値上げが行われますか?
A.県内では、2024年度中に7つの自治体で水道料金の値上げが行われる予定です。また、2026年度に県から購入する水道水の単価の引き上げが予定されていることから、今後の値上げを検討している自治体が複数あります。
Q.料金適用はいつからですか?
A.改定後料金適用期間は新規使用は4月検針分から、継続使用している方は6月検針分以降に適用されます。
(注釈)継続使用…2025年3月31日までに水道使用を申し込み、使用水量(1立方メートル以上)を4月または5月の検針時に確認できる場合
(注釈)料金改定について詳しくは、『みずのめぐみ第29号』または市ホームページをご覧ください
水道料金改定のパネル展示を実施します
とき
2024年12月12日(木曜日)~25日(水曜日)
ところ
市役所2階 ロビー