「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定される家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものことです。家族の手伝い・手助けをするのは「ふつうのこと」と思うかもしれません。しかし、学校生活に影響が出たり、心や体に不調を感じるほどの重い負荷がかかっている場合は、注意が必要です。
ヤングケアラーって、どんなこども?
出典:こども家庭庁(https://www.cfa.go.jp/policies/young-carer)(参照2024-08-26)を加工して作成
- 障害や病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている。
- 家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている。
- 障害や病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている。
- 目を離せない家族の見守りや声かけなどの気遣いをしている。
- 日本語を話せない家族や障害のある家族のために通訳をしている。
- 家計を支えるために労働をして、障害や病気のある家族を助けている。
- アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している。
- がん・難病・精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている。
- 障害や病気のある家族の身の回りの世話をしている。
- 障害や病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている。
まずは気にかけてあげましょう
ヤングケアラーは家庭内の問題であり、表に出にくいものです。また、「ヤングケアラーであることをこども自身やその家族が認識していない」「異変に気づいていても、家族の問題に周囲がどこまで介入すべきか分からない」などの理由から、必要な支援につながっていないケースもあります。
ヤングケアラーを把握し必要な対応を行うには、身近な人の気づきが大切です。
ヤングケアラーに関する相談先
悩んでいるヤングケアラーが周囲にいた場合や、自身のことで相談したいときは次へお問い合わせください。
こども家庭相談センター(福祉保健センター内)
電話番号 048-433-2222(祝日を除く平日、午前9時~午後5時)