SDGs（Sustainable Development Goals）は、2030年までの達成を目指す17の国際目標です。目標達成に向けて各個人や事業者が取り組みを進めていますが、2024年6月の国連の報告によると、達成に向けた軌道に乗っている目標は、わずか17パーセントであることが明らかになりました。誰一人取り残さない持続可能な社会の実現に向けて、全ての人がそれぞれの立場から行動することが大切です。今回はそんなSDGsについて取り上げます。
SDGsの認知度は8割以上！
2023年度市民意識調査で、「SDGsという言葉を聞いたことがありますか」という質問に対し「聞いたことがある」と回答した割合は83.0パーセントに上がり、認知度が向上していることが分かりました。認知度の年齢別の割合については、若い年代ほど高くなる傾向がみられます。
「SDGs」の認知度（全体）
| 2021年度（n=1,497） | 聞いたことがある 68.2パーセント 聞いたことがない 26.1パーセント 無回答 5.7パーセント |
|---|---|
| 2023年度（n=1,243） | 聞いたことがある 68.2パーセント83.0パーセント 聞いたことがない 12.3パーセント 無回答 4.7パーセント |
「SDGs」の認知度（年齢別）
| 18〜19歳 | 聞いたことがある 95.2パーセント 聞いたことがない 4.8パーセント 無回答 0パーセント |
|---|---|
| 20～29歳 | 聞いたことがある 91.7パーセント 聞いたことがない 7.3パーセント 無回答 1パーセント |
| 30〜39歳 | 聞いたことがある 94.2パーセント 聞いたことがない 3.5パーセント 無回答 2.3パーセント |
| 40〜49歳 | 聞いたことがある 90.3パーセント 聞いたことがない 6.6パーセント 無回答 3.1パーセント |
| 50～59歳 | 聞いたことがある 88.7パーセント 聞いたことがない 8.3パーセント 無回答 3パーセント |
| 60〜69歳 | 聞いたことがある 81.6パーセント 聞いたことがない 16.2パーセント 無回答 2.2パーセント |
| 70以上 | 聞いたことがある 56.6パーセント 聞いたことがない 29.2パーセント 無回答 14.2パーセント |
一人ひとりがすぐにできる SDGsの取り組み
SDGsの目標は、「経済」「社会」「環境」の3つの分野に分けられます（17番の目標は3分野に共通します）。今回は、3つの分野ごとにSDGsの身近な取り組みを紹介します。
経済
目標8
- 地元産のものを買おう
- SDGsに取り組む企業を応援しよう
目標12
- 食べ残しをしないようにしよう
- マイバッグやマイ箸、マイカップを使おう
社会
目標3
- 健康診断や予防接種を受けよう
- 適度な運動を心掛けよう
目標7
- 電気は付けっぱなしにせず、こまめに消そう
- 空調は適切な温度に設定しよう
環境
目標13
- 電車やバスなどの公共交通機関で移動しよう
- 簡易な包装の商品を選ぼう
目標14
- 油汚れは流さずに拭き取ろう
- プラスチックのストローを使わずに飲み物を飲もう
企業が取り組むSDGs戸田市も支援します！
市内企業もSDGs目標達成のためにさまざまな取り組みをしています。皆さんに身近な企業のSDGs活動をチェックして市民の皆さんにもできることがないか考えるきっかけにしましょう。
SDGsパートナー（企業）の取り組みを紹介します！
とだSDGsパートナー制度とは SDGsに取り組む企業の皆さんを支援する制度です。事業活動を通じてSDGsに取り組む意思を「宣言」した企業をパートナーとして市が認定し、その取り組みを「見える化」して市や商工会が外部に向けて積極的にPRしていきます。 現在、パートナー登録数は41社になり、今後さらに拡大していくことで、市内全体でSDGsの取り組みを推進していきます。
ナックプランニング 建設業
住宅などのリフォームなどにより、耐震性や省エネ向上、バリアフリー化に貢献します。また、安全で質の高い既存住宅の促進を担っています。
セイリョウ 運送業
トラックをよい状態で長く利用することはとても大切です。メンテナンス方法などの動画を自社制作し全社員で勉強しています。
東京タカラ商会 屋外広告業
環境に配慮し、ゴミ処分していた端材などを利用するアップサイクル活動やエコ素材を使用したモノづくりを提案し、地球にやさしい街づくりを目指しています。
泰清倉庫 倉庫業
関係者の皆さんとのパートナーシップによって、1社だけではなく、協力しながらSDGs達成に向けて努力しています。
とだSDGsパートナーになるとさまざまな特典が！
1.SDGsプレートをもらえます！
会社の看板として活用できます。A4～A2サイズで選択可！アクリル製
2.パートナーのロゴを使えます。名刺やホームページなどに活用してPRできます！
企業の信用力が上がる
3.PR動画が無料でつくれます！（商工会共同事業）
動画QRコードを名刺に活用したり、展示会や商談会で企業紹介として映像を流すなど、ビジネスにもいかせます！完成した動画は、市公式YouTubeにアップされます。パートナーの取り組みをぜひご覧ください。
各種イベントでもパートナーの取り組みをPRしています
- SDGsパートナーのパネル展 2024年9月13日～23日（イオンモール北戸田）
イオン株式会社との包括提携協定により、市のSDGsの取り組みをPRしました。 - 商工祭でのPRイベント
昨年は約5万人が来場しました。