市では「多様性を尊重し、全ての子どもたちが力を発揮できるような誰一人取り残さない学びの保障」を方針として掲げています。今回は、教育的ニーズに対応する学びの場の整備や、戸田型オルタナティブ・プランのもと進めている、多様な学びの場の選択肢の拡充について紹介します。
特別支援学級・通級指導教室の設置を進めています
多様な教育的ニーズに対応する学びの場を整えるため、特別支援学級や通級指導教室の設置を進めています。
特別支援学級
障害のある児童生徒が小集団(最大8人)の中で、実態に応じた適切な教育を受けます。
芦原小学校の特別支援学級については、2025年度に開設できるよう受入体制を整えています。
通級指導教室
各教科などの指導は通常の学級で受けながら、一人ひとりの児童生徒の障害に応じた指導を指定された学校で受けます。
発達・情緒通級指導教室〈フレンドリールーム〉
指定学校名 | 通常の学級 |
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美谷本小学校 | 美谷本・笹目・笹目東・美女木・芦原 |
喜沢小学校 | 戸田第一・戸田第二・新曽・戸田東・戸田南・喜沢・新曽北 |
新曽中学校 | 市内中学校 |
難聴・言語通級指導教室〈ことばの教室〉
指定学校名 | 通常の学級 |
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新曽小学校 | 新曽・戸田南・新曽北 |
戸田東小学校 | 戸田第一・戸田第二・戸田東・喜沢 |
美女木小学校 | 美谷本・笹目・笹目東・美女木・芦原 |
学校内の「ほっとできる」居場所 戸田型校内サポートルーム「ぱれっとルーム」
2022年度から市内全小学校に配置しています
活用例
- 何らかの理由により教室に行きづらい児童の生活や活動の場
- 一時的にクールダウンが必要となった児童の居場所
- 教職員やスクールカウンセラーなどの教育相談の場
各小学校で工夫が進められています
- 個別の学習スペース
- 図書や学習用具の充実
- 児童が制作した作品の展示
ぱれっとルーム担当者にインタビュー ぱれっとルーム運営に対する思いを聞きました
小学校スクールサポーター 宮﨑 仁美(みやざき ひとみ)氏(笹目東小学校勤務)
学校の中でほっとできる居場所になるように環境を整え、児童の思いを尊重し、否定しないように心がけています。
けがをしたら保健室、本を読みたい時は図書室へ行くことと同じように、心が弱った時やイライラが収まらない時に行ける場所が「ぱれっとルーム」です。心を休めてしっかり充電したらまた元気に教室に戻っていけるように、私たちスクールサポーターが見守っていきます。