市では、1976年に市の花サクラソウと市の木モクセイを、2022年に市の鳥カワセミを制定しました。これらの市のシンボルに関する取り組みの一つであるサクラソウプロジェクトについて紹介します。
サクラソウって?
サクラソウ科サクラソウ属の多年草
名前のとおり、サクラに似た花弁が特徴
開花時期は3月下旬~4月。春先に芽生えて葉を開き、花を咲かせ種をつけます。
市の花として1976年に制定され、埼玉県の花でもあります。
サクラソウには種類があります
原種
荒川流域にルーツを持つものなど、自然の中で生息しています。
園芸種
交配しやすい性質を利用して、さまざまな色や形として生産されています。
サクラソウプロジェクト
このプロジェクトは、市への誇りと愛着を育むため、市の花サクラソウを身近に感じ、親しんでもらうことを目指し、主に次の4つの取り組みを実施しています。
4つの取り組み
1 サクラソウの情報発信
「戸田ヶ原さくらそう展示会」や「戸田ヶ原さくらそう祭り」などで、サクラソウのPR活動を実施しています。
2 サクラソウ苗(園芸種)の配布
3月下旬から4月上旬頃に、「戸田ヶ原さくらそう祭り」などのイベントでサクラソウ苗を配布しています。
3 サクラソウ栽培の研究
市内の公園などに園芸種のサクラソウを植栽し、栽培に適した環境について研究を行っています。
4 荒川流域産サクラソウの再生
彩湖・道満グリーンパーク内のサクラソウ園で、荒川流域にルーツを持つサクラソウの再生に取り組んでいます。
戸田ヶ原さくらそう祭りを開催しました
2024年4月7日(日曜日)に、再生プロジェクトの一環で「戸田ヶ原さくらそう祭り2024」を開催しました。当日は多くの来場者でにぎわい、ここでしか見られない原種のサクラソウを満開の状態で楽しめる貴重なイベントとなりました。来年の春にも開催予定のため、ぜひお越しください。
子どもたちに緑を! 保育園へのサクラソウ苗配布
今年初の試みとして、市内の保育園へサクラソウ苗の配布を行いました。市内18の園へ計360鉢を配布し各保育園で園児たちの手で大切に育てています。こうした取り組みを通して、少しずつサクラソウを身近に感じられる環境を整えています。