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広報戸田市 2024年4月号

市には「子育て支援」や「人生100年時代を豊かに過ごせる地域づくり」、「激甚災害への防災対策」を始めとする社会的課題が顕在しています。市では、課題解決に向け3つのプロジェクト「子ども応援・100年健康・防災」を着実に実行していきます。

1 子ども応援プロジェクト

  • 安心して妊娠・出産・子育てができる社会を目指す
  • 社会的孤立を防止し、子どもが生き生きと過ごせる居場所を確保する
  • 困難な状況にある子どもが誰一人取り残されることがないよう支援する

2 100年健康プロジェクト

  • 健康に関心が高い方だけではなく、誰もが生活習慣病や寝たきりを予防
  • 誰も取り残されない医療・福祉・地域連携
  • 人生100年時代を見据えたシニア活躍の応援

3 防災プロジェクト

  • 災害に強いまちを創る基盤整備
  • 防災教育の推進
  • 災害対応力の高い市役所の実現

各プロジェクトで取り組むことを紹介します!

子ども応援プロジェクト

とだの保育の質・魅力向上プロジェクト

保育士の毎月の給与への上乗せ補助制度である「とだ保育士応援手当」を新設します。また、公立と民間保育園などが保育課題を協議する場を立ち上げ、実効性のある新規事業などを展開し、利用者や保育士に選ばれる保育園づくりを推進します。

小学・中学校の防犯対策強化

不審者侵入防止対策として、市内全小中学校へ外周フェンスの設置や、来校者用玄関のオートロック化を実施するとともに、防犯機器「ネットランチャー(R)」を小学・中学校の全教室へ配備します。

AIによる子どものSOSの早期発見・プッシュ型支援

児童生徒の一部データについて個人情報を保護しつつ連携した「教育総合データベース」において、AIも活用して不登校などの支援が必要な子どものSOSの早期発見・対応を実現します。

子どもの居場所の充実

子どもの居場所や多様な主体の交流・助け合い機能を備えた拠点を福祉保健センターへ整備します。また、夏休み期間中に公民館や公共施設で「とだっこサマークラブ」を開催したり、彩湖・道満グリーンパークで自然遊びを体験できる「プレーパーク」を実施したりします。

100年健康プロジェクト

産後の女性に対する支援の拡大

助産師などが自宅へ訪問し、産後の心身の相談や授乳、育児相談などのサポートを行う「訪問型」に加え、助産所などへ宿泊・通所し、育児方法を支援する「宿泊型」と「通所型」の産後ケアを実施します。

また、産後1年未満の全ての産婦を対象に「産後ケア教室」や、産婦一人につき2万円分のクーポン券を配布し、複数のメニューから選択・利用できる「産後サポート事業」を実施します。

健康増進に向けた取り組み

補聴器の購入費用や介護事業所における介護ロボット・ICT機器導入費用、帯状疱疹ワクチンの接種費用の助成を実施します。

歩きたくなるまちづくり

北戸田駅周辺のにぎわい空間の形成を目指し、ウォーカブルなまちの将来ビジョンを策定し、空間活用の検討を進めるとともに、交通広場の整備や交流エリアの設計を実施します。

防災プロジェクト

市内の浸水対策

戸田駅西口および新曽地区北大通り周辺の浸水被害の軽減を図るため、北大通りの地下に雨水貯留施設の整備を実施しており、2024年度末の整備完了を予定しています。また、市民の防災意識の向上や浸水対策への理解を深めることを目的に、完成後に貯留管内部の見学会を予定しています。

危機管理防災センター機能の追加

携帯電話の通信障害時も安定した情報伝達が可能な「移動系無線端末」や、複数拠点との相互の情報共有・伝達を可能とする「電子黒板」を導入し、適切な災害対応につなげます。

能登半島地震を踏まえた大災害への備えの充実

大災害直後の初動をより迅速に行うため、予備費を倍増させるほか、各避難所用の自動ラップ式トイレの整備や18万回分の災害用トイレの追加整備、発電機や蓄電池の整備を実施します。