皆さんが日頃ちょっとした防犯意識を持つことで、犯罪を未然に防げることがあります。一人ひとりが防犯意識を持って、自分や大切な人を守りましょう。
まずは市の犯罪発生状況をチェック!
市内の刑法犯認知件数の過去最多は2003年の4,610件で、犯罪発生率でも1997年~14年まで6年連続ワースト1位と県内でも犯罪の多いまちでしたが、市民の皆さんの自主防犯活動や各種防犯対策により、市内の刑法犯認知件数は近年減少傾向にあります。2023年は、刑法犯認知件数が1,051件と2022年に比べ増加しましたが、犯罪発生率では県内ワースト19位と過去最高位となりました。
(注釈)犯罪発生率:人口1,000人あたりの刑法犯認知件数。1997年~14年の犯罪発生率ワースト1位は、人口あたりの犯罪発生件数が県内で一番多いということを意味します
(注釈)刑法犯認知件数は蕨警察署の暫定値です
市内の刑法犯認知件数の推移(2014年~2023年)
年 | 刑法犯認知件数 | 犯罪発生率順位 |
---|---|---|
2014年 | 1,886件 | 3位 |
2015年 | 1,599件 | 6位 |
2016年 | 1,510件 | 9位 |
2017年 | 1,357件 | 11位 |
2018年 | 1,201件 | 17位 |
2019年 | 1,269件 | 7位 |
2020年 | 967件 | 11位 |
2021年 | 864件 | 13位 |
2022年 | 1,006件 | 8位 |
2023年 | 1,051件 | 19位 (注釈)過去最高位を達成 |
2023年 刑法犯の内訳
自転車盗 (注釈)市内で最も認知件数が多い犯罪です! |
32パーセント |
---|---|
万引き | 12パーセント |
侵入盗 | 5パーセント |
車上ねらい | 4パーセント |
部品ねらい | 2パーセント |
自販機ねらい | 2パーセント |
置き引き | 1パーセント |
自動車盗 | 1パーセント |
オートバイ盗 | 1パーセント |
不同意わいせつ | 1パーセント |
その他刑法犯 | 38パーセント |
自転車盗難を防ぐため短時間駐輪でも「鍵かけ」を
2023年は自転車の盗難が338件発生し、盗まれた自転車の6割以上が無施錠でした。夜間や早朝、集合住宅の駐輪場での被害が多発しています。「自宅だから大丈夫」なんてことはありません。自転車から離れる際は必ず施錠しましょう。
Check!
- 自宅や出先、コンビニ、スーパーなどでの短時間の駐輪時でも、盗難に遭わないよう必ず鍵をかけましょう。
- 2種類の鍵をかける「ツーロック」が盗難防止に効果的です(自転車本体の鍵と、U字ロックやワイヤー錠など)。
「見守り防犯カメラ」が安心安全を守る
市内全域に市と町会合わせて約400台の防犯カメラを設置し、県内で最も多い、1平方キロメートルあたり30基の防犯カメラが子どもたちを見守っています。防犯カメラが街頭にあることで犯罪抑止効果があるほか、警察などの捜査機関からデータ照会があった時に、映像の確認および提供を行い、犯罪の捜査に有効活用されています。
警察への提供件数
2021年:83件(124基分)
2022年:170件(388基分)
2023年:171件(424基分)
こんな電話は要注意!特殊詐欺に騙されない心がけ
2023年は、特殊詐欺の被害件数は14件、被害額は約1,200万円(暫定)と前年と比較して大きく減少しましたが、依然として多く発生しています。
この言葉はサギ STOP!詐欺被害!
「風邪ひいた」「携帯電話なくした」「口座が悪用」「暗証番号教えて」「カード預かる」「電話番号変わった」「現金取りに行く」「代わりの人が行く」「払い戻しがある」「ATM行って」
注意!電話で「市役所◯◯課」などと騙り、「封筒を送ったが返事がない」「医療費の払い戻しがあるので手続きが必要」などと言って口座情報を聞き出したり、ATMへ誘導し、逆にお金を振り込ませる「還付金詐欺」が最も多い手口です。
また、自宅へ訪問しキャッシュカードを奪う手口もあります。皆さんの大切な財産を守るため、対策を徹底しましょう。
Check!
- 在宅中でも電話を留守番設定にする
- 知らない番号からの電話には出ない
- 知らない人が訪問してきてもすぐに玄関を開けず、インターホンで相手を確認する
- 他人に現金やキャッシュカードを渡さない、暗証番号を教えない
少しでも怪しいと思ったらすぐに警察に通報してください。
戸田市の取り組み 犯罪心理を抑制する各種防犯対策
市ではさらなる安心安全なまちの実現を目指し、防犯パトロールの強化や防犯カメラの整備を始め、さまざまな防犯対策を展開しています。犯罪抑止効果のさらなる向上のため、これまでの取り組みをまとめたインパクトのあるポスターを市内の効果的な場所に掲示して広く周知を図り、犯行を思いとどまらせるための防犯対策を行っています。
そのほか、多発する自転車盗難や特殊詐欺の減少に向けて制作されたステッカーを駐輪場や高齢者世帯に掲示してもらうなどの取り組みを行っています。
- 自転車盗難防止への取り組み:警察と連携し、発生が多い集合住宅の駐輪場に掲示
- 防犯カメラに関する取り組み:人の目に付きやすい駅頭や自動販売機などに掲示
- 特殊詐欺防止への取り組み:警察と連携し、狙われやすい高齢者宅などに掲示
最新の防犯情報を市ホームページ・いいとだメール・LINEで発信中!
市ホームページでは、多発している特殊詐欺や自転車盗の分析資料などを公開しています。いいとだメール、LINEでは特殊詐欺の発生状況など、犯罪情報をリアルタイムで受け取ることができ、また防犯情報以外の市からのお知らせも希望により受信することができます。QRコードを読み込み、メール・LINEの登録をお願いします。