戸田に受け継がれる文化財を知っていますか？

11月1日～7日は文化財保護強調週間です

文化財とは、長い歴史の中で現代まで伝えられた建築物や美術品、風習、史跡などの貴重なものを言います。市内には現在44件の文化財があり、今回は市指定文化財「笹目神社神馬」を紹介します。

戸田市指定有形文化財　笹目神社神馬（ささめじんじゃしんめ）

有形文化財（彫刻）1981年指定

所蔵：笹目神社（笹目6-28-7）

年代：不明

大きさ：約1メートル

（注釈）非公開

古くから馬と神の関わりは深く、神への祈願に馬を捧げるという風習がありました。初めは生きた馬を献上していましたが、経済的負担が大きいことから、平安時代以降は代わりに木製の人形「馬形（うまがた）」が奉納されるようになりました。

笹目神社の神馬も馬形であり、九州から来た人形師が制作したと伝わっていて、2頭とも雄馬です。

笹目神社神馬は、表面は胡粉（ごふん）で仕上げられ、模様が描かれており、目・たて髪・尾など精巧なつくりになっています。経年劣化が進んでいたため2020年に修理を行い、欠損・剥落していた箇所の修復、胡粉の塗り直しをしました。

郷土博物館では、市内の文化財や寺社などをまとめた5つの散歩コースを紹介する「戸田市史ある記マップ」を作成しています。郷土博物館や公民館、市役所などで配布しています。

文化財修理などに関する市民向けの講座を行います。興味がある方はぜひお申し込みください。


とき	2023年11月12日（日曜日）、午後1時30分～3時30分
ところ	笹目神社（笹目6-28-7）集合・解散
講師	郷土博物館学芸員
内容	「戸田市史ある記マップ」笹目コースの文化財を巡り、通常は非公開の笹目神社神馬も見学します。
定員	20人
費用	100円（保険料）

申込方法

氏名、電話番号、対象（在住・在勤・在学）、年代、講座名、受講方法を次のいずれかで。

（注釈）2023年11月1日（水曜日）から受け付け開始。定員に達し次第締め切り

電子メール　hakubutu〇city.toda.saitama.jp（注釈）メール送信時には〇を@に変換してください

電話番号　048-443-5600