市内には、子どもから大人まで楽しめる魅力あふれる公園がたくさんあります。公園をより魅力的なものにするため、公園リニューアル計画に基づき、さまざまな社会実験を実施しています。今回は2022年度の取り組み内容と2023年度のテーマをお知らせします。
2022年度 公園リニューアル計画社会実験 公園活用の幅を広げる、3つのテーマによる取り組みの成果と今後の課題について
テーマ1 彩湖・道満グリーンパークに新たな魅力をつくろう!
目的
彩湖・道満グリーンパークのさらなる魅力を創出するため、公園施設を活用した新たなコンテンツを検討する。
参加団体数
6団体
催し開催数
68回
利用者数
434人
実績
- タンデム自転車レンタサイクル
- 防災・アウトドアグッズ展示販売会
- トダクラシックカー同窓会
- テントタープ展示受注会
- 魚沼産コシヒカリの販売
- 身近な自然を楽しもう!発見ゲーム!
小学生グループも身近な自然を発見する催しを開催しました。
タンデム自転車レンタサイクル事業
2人乗りのタンデム自転車を有料(1台あたり1時間500円)で貸し出す。
実施日時
2022年9月15日~11月14日 午前8時30分~午後5時
利用者数
84人
満足度アンケートでは回答者全員が「とても満足」、「満足」と回答。評価は高く利用者のニーズについても把握できた。
- 子どもと一緒に楽しめる!
トダクラシックカー同窓会
多目的広場で1960年~2000年までのクラシックカーを展示。
開催日時
2022年11月23日 午前9時~正午
参加者数
130人
テントタープ展示受注会
普段店内では張ることのできない大型のテントやタープなどを展示し、実際の使用感をイメージしてもらう。
開催日時
2022年10月1日 午前11時~午後5時 10月2日 午前10時~午後2時
参加者数
78人
来場者の声
- テントの実際の大きさがよく分かる
- 普段見られないものが見られるのが良い
テーマ2 有料施設を使いこなして、他の公園の賑わいも創出
目的
有料施設を活用し、利用者ニーズを満たすコンテンツ提供者を発掘する。
また、この取り組みでの収益の一部を公園活用市民活動団体の活動費とする仕組みを構築し、地域のにぎわいを創出する。
参加事業者数
2事業者
催し開催数
56回
利用者数
908人
実績
- 3,500円で3試合以上!彩湖・道満グリーンパークテニスコートでテニス大会を開催! あなたのテニスが強くなると、まちも元気に!
【協賛事業】ちびっこぼうけんひろば - 北部公園野球場で「女子ソフトボール練習風景見学会」と「目指せ!メディックス!!健康体操教室」の開催
【協賛事業】戸田市少年野球連盟
彩湖・道満グリーンパークのテニスコートでテニス大会を開催!
彩湖・道満グリーンパークのテニスコートを活用し、テニス大会を実施。
開催日時
2022年12月15日 他11日 午前8時~午後4時
参加者数
205人
大会の収益で、戸田市内の公園で、子どもたちの遊びをサポートしている市民活動団体を支援し、新たな循環が生まれた。一方で、「このような大会は稼働率の低い公共施設で実施するべき」という声もあがった。
- テニス後にBBQなど家族サービスもできて嬉しい
- 参加費の一部が誰かのためになるのは素晴らしい
テーマ3 その日は○○できる公園
目的
提案者の自由な発想と責任の下、公園を活用した取り組みを実施することで、公園ににぎわいを創出するとともに、その担い手を発掘する。
参加事業者数
10団体
催し開催数
30回
利用者数
3,390人
実績
- パークヨガ
- 絵本読み聞かせ・ワークショップ
- みんなで育てるイルミネーション「トダイルミ」
- 公園アートプロジェクト TODArt.Park
- キッチンカー
- 戸田市まちウォーク2022!
- 公園で!みんなで!冬のあったか防災
- 夕暮れキッチンカー 小学生・中学生と対話する居場所づくり
- 荒川水循環センター上部公園でリフレッシュ!
自然の中のワークスペース~都心部から遠くも近くもない戸田市で健康と仕事の両立~ - 市民なごみ茶会
TODArt.Park
公園でアクションペインティングや編み物などを実施。
開催日時
2022年11月19日 正午~午後3時30分(新曽沖内なかよし広場、新曽小玉緑地)
2023年1月7日 午前11時~午後2時30分(大前緑地南)
2023年2月12日 午前11時~午後2時30分(新田口公園)
参加者数
134人
事業者の声
子どもから大人まで一緒にアートに触れる機会をつくることができた。普段とは違った公園の景色をアートによってつくることができるのがこのイベントの醍醐味。
パークヨガ
後谷公園でパークヨガを開催。
開催日時
2022年11月6日 午前8時45分~10時
参加者数
13人
事業者の声
- 開放的な空間で身体を動かすことで、達成感や幸福感に満ちた参加者の姿が見られた。
取り組みの成果と今後の課題
成果
- 地域に受け入れられる大小さまざまなにぎわいが生まれた
- 公園活用の主体者の提案の下、市が費用負担することなく、催しが開催・運営された
- 普段利用できないコンテンツを体験でき、公園利用者から高評価が得られた
課題
- 公共空間での催しには、他者の公園利用を妨げず、広く地域のにぎわいとなるように、市の立場からコーディネートしていくことが必要
- 公園活用の定着化には、主体者の活動が利用者などに受け入れられるwin-winな仕組みが重要
- 催しが開催される公園が偏らず、市内全域に広がるような計画的な仕組みが必要
- 収益につながっていない催しもあり、見せ方の工夫が必要
2023年度社会実験について
2023年度の社会実験の方向性
2021年度成果
- 多様な主体者の発見
2022年度成果
- 公園管理者によるコーディネートの重要性を理解
- win-winな仕組みの必要性を把握
2023年度の方向性
- 公園活用の在り方を示し、公園活用を地域になじんだものにする。
- 主体者の活動を支援する「仕組み」を構築することで、持続的な公園活用を図る。
2つのテーマで募集中!
テーマ1 その日は○○できる公園
公園を活用したい方を募集します
- 公益性のある取り組みを募集します。気軽にご相談ください。
- 2023年度は、彩湖・道満グリーンパークや有料施設(稼働率が高い施設を除く)の利活用もテーマ1で募集します。
テーマ2 公園活用のアイデア募集!
公園を活用するアイデアを募集します。
自由な発想による公園活用のアイデアをお待ちしています。
- 催し開催は難しいけど公園活用に興味がある方の提案
- アイデアを無償で活用してよい方が対象
詳しくは市ホームページをご覧ください