第32回 駄菓子屋で昭和レトロ体験!
大人になった今でも心に残っている、子どもの頃の思い出。家族で行った海やテーマパークも楽しかったが、ふと思い出すのは、放課後お小遣いを握りしめて駆け込んだまちの駄菓子屋。カラフルなお菓子がぎっしり並び、お店のおじいちゃんにお金の計算を教えてもらったり、ちょっとおまけしてもらったり。たった100円で夢を叶えてくれる、ワクワクとドキドキが詰まった、子どもだけの秘密基地のような場所だった。今は便利な時代になったが、そんな昔の駄菓子屋のようなまちの温かさや人とのふれあいを、子どもたちの世代にも伝えていきたいと思う今日この頃だ。とはいえ、今や駄菓子屋なんてレアな存在になっちゃったよなぁと思っていたところ、なんと戸田の意外な“ある場所”にあるという。令和の時代に、駄菓子の文化を楽しめる場所がこんな身近にあったとは!早速行ってみると、そこにはまるで昭和時代にタイムスリップしたかのような空間が広がっていた…。
今月の注目スポットはここ!
さくら商店[新曽南多世代交流館(さくらパル)内]
さくらパルの2階の一角にある、昔ながらの駄菓子屋。10円から買える駄菓子はもちろん、めんこや紙風船、チエンリングなど懐かしのおもちゃも充実。たった100円でも組み合わせ次第でいろいろと選択肢が広がり、駄菓子屋の醍醐味が存分に味わえます。店内にはレトロなポスターや看板などもあり、見渡すだけでもワクワクする空間。ぜひ遊びに行ってみては。
住所
戸田市新曽南3-1-5 新曽南庁舎2階
電話番号
048-229-1061
営業時間
午前10時~夕焼けチャイム
(注釈)さくらパル休館日は休み。夕焼けチャイムの時間は裏表紙をご覧ください
さくらパル職員より
昔の駄菓子屋は子どもたちのコミュニティの場の一つであり、ルールやマナーを学んだりお金の計算をしたりと、子どもが「社会」を経験できる貴重な場でもありました。さくらパルは地域の多世代交流を目的としてつくられた施設で、「さくら商店」も駄菓子をきっかけに子どもから大人まで交流を楽しんでほしいという思いでつくられました。夕方は学校終わりの子どもたち、週末は親子連れやおじいちゃんと孫など、さまざまな世代の方々に利用されています。定番の駄菓子のほか、昔のおもちゃも今の子どもたちには新しく見えるようで、面白がって買っていきますね。