私たちが住む日本は「災害大国」です。毎年各地で大きな災害が発生していますが、どこか他人事で、なかなか危機感を持てない方が多いと思います。しかし、突然やってくるのが災害です。戸田市は、特に「地震」と「水害」の災害リスクを抱えています。さらに今は、避難時の新型コロナウイルス感染症への対策も考えなくてはなりません。このような緊急事態だからこそ、今一度防災に目を向けて、災害を「我が事」として考えてみませんか。
もしも今、災害が起きたら…
避難時の新型コロナウイルス感染症対策
避難とは、避難所へ行くことだけではありません!
在宅避難・縁故避難で密を避ける
災害時、避難所には多くの人が集まることが予想されます。避難スペースでは「可能な限り距離を空ける」「消毒や換気を徹底する」などの対策をしますが、自宅や親戚宅が安全であれば、そこで生活することも避難の方法の1つです。自宅や親戚宅で過ごすことで、密を避けることができるほか、大勢の他人と過ごす避難所よりも、精神的なストレスが緩和されます。避難所にいなくても、備蓄食料などの物資の受け取りは可能です。
感染症対策の備蓄品について
各避難所には、食料、水、毛布など、生活に必要な物品のほか、新型コロナウイルス感染症対策として、マスク、消毒液、非接触型体温計などの備蓄があります。しかし、数に限りがあるため、必要なものは原則として自分で準備した上で避難してください。ほかにも、薬や眼鏡(コンタクト)など、普段使っている日用品は準備しておきましょう。
「もしも」に備えて、日頃から意識を高めましょう
防災への取り組み(訓練)を行っています
市では、毎年9月に「戸田市総合防災訓練」を実施していますが、2020年度は自宅にいても実施できる「シェイクアウト訓練」を2021年3月に実施します。
(注釈)緊急事態宣言の発令状況などにより中止となる場合があります
戸田市シェイクアウト
「シェイクアウト訓練」とは?
あらかじめ決められた日時に、それぞれがその時にいる場所で、大地震から身を守る想定で実施する防災訓練です。 防災行政無線による放送を合図に、以下123の安全確保行動を行ってください。
- まず低く
- 頭を守り
- 動かない
とき
2021年3月11日(木曜日)午前9時30分
対象者
市内在住・在勤・在学者
訓練の流れ
防災行政無線で訓練開始の放送が流れます。その場で、身を守るための安全確保行動を行ってください。メール配信サービス『いいとだメール』でも、訓練開始をお知らせします。
シェイクアウト+1(プラスワン)
シェイクアウト訓練に加えて、家具の固定や備蓄品の確認などを行うことで、より効果的な訓練になります。『戸田市ハザードブック』などを活用し、身の回りの危険箇所や避難所・緊急避難場所を確認しましょう。また、地震だけでなく、水害の備えについても考えましょう。