2019年9月30日現在
市では、年2回、財政状況の公表を行っています。今回は、2019年度決算および2020年度上半期の状況についてお知らせします。
2019年度決算
限られた財源を各事業に有効に配分し、経費全般について削減を図りながら、計画的かつ効率的な予算執行に努め、次のとおりになりました。
予算額 | 593億1,919万1,291円 | |
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歳入(収入済額) | 582億3,055万238円(前年度比12.1パーセント増) | 収入率(収入済額÷予算額)98.2パーセント |
歳出(支出済額) | 545億3,747万2,281円(前年度比10.2パーセント増) | 執行率(支出済額÷予算額)91.9パーセント |
市民の負担の状況:一般会計
2019年度一般会計決算額を市民一人当たりに換算した場合、次のようになります。
2020年4月1日現在 人口 | 14万645人(昨年度13万9,770人) |
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市民一人当たりの公共サービスにかかるお金 | 38万7,767円(昨年度35万3,983円) |
市民一人当たりの負担(市税) | 21万615円(昨年度20万3,994円) |
国・県からの支出金収入や競艇事業収益配分金などの税以外の収入 | 17万7,152円(昨年度14万9,989円) |
2019年度に行われた事業の一例
彩湖・道満グリーンパーク園内土砂清掃等業務 1億1,835万2千円
2019年の台風第19号の際に冠水した彩湖・道満グリーンパークについて、土砂や泥の撤去、園内の清掃、設備の修繕などの復旧業務を実施しました。現在は復旧業務が完了し、全面開放しています。復旧には国庫支出金のほか、クラウドファンディングによる寄附金を活用しました。
小・中学校屋内運動場非常用発電機設置工事 3,544万6千円
大規模災害時の避難所の停電対策として、小・中学校の屋内運動場への非常用発電機の整備を進めています。2019年度は、小学校6校への整備が完了しました。
見守り防犯カメラ整備業務 783万3千円
子どもの安全対策の一環として、通学路を中心とした不審者や事件事故多発地点に「見守り防犯カメラ」を設置し、犯罪の未然防止や事故の早期解決を図ります。2019年度は、モデル事業として美女木小学校区内に20台のカメラを設置しました。
消防車両の整備事業 6,606万2千円
消防車両更新計画に基づき、35m級はしご付消防自動車オーバーホール修繕のほか、高規格救急自動車(救急3号車)の更新を行いました。市民の安全な暮らしを守るため、消防体制の強化を図っています。
財政指標
2019年度決算において算出した財政指標は、実質赤字比率、連結実質赤字比率は黒字、実質公債費比率、将来負担比率は基準値を下回っており、いずれも「健全段階」にあります。
4つの財政指標
実質赤字比率 | 普通会計に相当する一般会計および特別会計の赤字の程度を示し、資金繰りの深刻度を示す比率 | 戸田市の財政指標 (黒字) |
早期健全化基準(戸田市) 11.83パーセント |
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連結実質赤字比率 | 水道事業など、市の全ての会計の資金繰りの深刻度を示す比率 | 戸田市の財政指標 (黒字) |
早期健全化基準(戸田市) 16.83パーセント |
実質公債費比率 | 一般会計などが負担する借入金返済額を指標化したもの。この比率が高いと各年度の財政運営が厳しくなる。 | 戸田市の財政指標 6.1パーセント |
早期健全化基準(戸田市) 25.0パーセント |
将来負担比率 | 市の借入金など、財政負担の残高を指標化したもの。この比率が高いほど、将来的な財政負担が高くなる。 | 戸田市の財政指標 20.3パーセント |
早期健全化基準(戸田市) 350.0パーセント |
一般会計
歳入
区分 | 収入済額 | 構成比 |
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市税 | 296億2,196万5千円 市が市民に直接課税する税金。市民税(個人・法人)、固定資産税、都市計画税、軽自動車税、たばこ税など | 50.9パーセント |
国庫支出金 | 96億2,036万9千円 決められた目的に使うお金として、国から交付されるもの | 16.5パーセント |
県支出金 | 29億858万9千円 | 5.0パーセント |
繰越金 | 24億8,436万2千円 | 4.3パーセント |
地方消費税交付金 | 24億6,933万3千円 | 4.2パーセント |
繰入金 | 24億4,732万5千円 | 4.2パーセント |
諸収入 | 20億1,023万8千円 | 3.5パーセント |
その他の歳入 | 66億6,836万8千円 | 11.4パーセント |
(注釈)端数処理の関係で各項目の合計と上記の歳入(収入済額)は一致しません
歳出
区分 | 収入済額 | 構成比 |
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民生費 | 239億4,954万9千円 住民の一定水準の生活と安定した社会生活を保障するのに必要な経費。社会福祉、身体障害者、高齢者、児童福祉、生活保護など | 43.9パーセント |
教育費 | 88億5,981万9千円 教育委員会費、小・中学校、社会教育などの経費 | 16.2パーセント |
総務費 | 59億6,087万6千円 | 10.9パーセント |
土木費 | 47億6,609万6千円 | 8.7パーセント |
衛生費 | 32億383万0千円 | 5.9パーセント |
公債費 | 31億36万9千円 | 5.7パーセント |
消防費 | 25億3,597万6千円 | 4.6パーセント |
諸支出費 | 13億5,046万5千円 | 2.5パーセント |
その他の歳出 | 8億1,049万2千円 | 1.6パーセント |
歳出の主な使い道
民生費
- 生活保護扶助費 40億5,836万4千円
- 高齢者福祉事業など 21億7,635万7千円
- 民間保育所事業 42億1,719万1千円
- こども医療費支給事業 7億1,019万9千円
総務費
- コミュニティバス運行事業 1億350万9千円
- 防犯対策事業 9,348万5千円
土木費
- 道路・橋りょう整備事業 4億870万0千円
- 河川整備 4億4,715万5千円
- 公園整備・緑化対策 8億540万9千円
教育費
- 小・中学校費 38億2,684万7千円
- 学校給食事業 12億4,184万5千円
衛生費
- ごみ・し尿処理事業 15億1,329万6千円
特別会計
会計 | 予算現額 | 収入済額 | 支出済額 |
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国民健康保険 | 116億353万3千円 | 108億3,950万9千円 | 106億7,733万5千円 |
市民医療センター | 8億9,790万6千円 | 8億6,240万8千円 | 8億1,529万9千円 |
交通災害共済事業 | 719万5千円 | 631万0千円 | 339万9千円 |
海外留学奨学事業 | 1,022万6千円 | 805万7千円 | 605万2千円 |
火災共済事業 | 299万3千円 | 192万1千円 | 192万0千円 |
新曽第一土地区画整理事業 | 14億5,387万7千円 | 14億1,706万7千円 | 12億9,727万9千円 |
新曽第二土地区画整理事業 | 14億4,852万8千円 | 8億8,744万8千円 | 5億2,323万0千円 |
介護保険 | 66億9,490万8千円 | 66億8,467万1千円 | 65億9,857万7千円 |
後期高齢者医療 | 11億7,709万7千円 | 11億5,503万8千円 | 11億3,086万0千円 |
在宅介護支援事業 | 1億843万7千円 | 1億895万5千円 | 8,983万9千円 |
合計 | 234億470万0千円 | 219億7,138万4千円 | 211億4,379万0千円 |
(注釈)収入額には一般会計からの繰入金も含まれています