川の水が変色する現象について
戸田市内の河川では、川の水が変色する現象がたびたび発生します。
これは自然現象であり、植物プランクトンの大量発生によるものです。
様々な条件によって、発生する植物プランクトンの種類や量が異なるため、川の水の色が茶褐色や緑色になることもあります。戸田市内の河川は、潮の干満の影響を受けて水位が変動する「感潮河川」であり、河川の水が滞留しやすいという特徴があります。それに加えて、日照、気温、水温、大潮などのいくつかの条件が重なることで、植物プランクトンが大量に発生しているものと考えられます。毒性はなく、川の水の変色は数日で元に戻りますのでご安心ください。なお、植物プランクトンの大量発生の影響で、魚が死んでしまうことも稀にあります。
原因は、水中の酸素不足や、魚のえらにプランクトンが詰まることが考えられます。
各河川管理者へのお問い合わせ先
川の水の変色が、河川や水路に油や有害物質などが流れる「異常水質事故」によるものであれば、対応が必要となりますので、各河川管理者へご連絡をお願いします。
戸田市河川課
管理河川:上戸田川、さくら川、新曽さくら川
埼玉県さいたま県土整備事務所
管理河川:笹目川、菖蒲川、緑川
発生状況
発生日:2022年1月17日
発生場所:市内河川(写真は新曽さくら川)
川の色:茶色
確認されたプランクトン:鞭毛藻クリプトモナス
発生日:2021年5月31日
発生場所:市内河川(写真は上戸田川、新曽さくら川)
川の色:緑色
発生日:2023年1月23日
発生場所:市内河川(写真は上戸田川)
川の色:茶色
発生日:2023年2月6日
発生場所:市内河川(写真は上戸田川、新曽さくら川)
川の色:赤茶色
確認されたプランクトン:鞭毛藻ウログレナ