美笹公民館【市民大学認定講座】戸田の歴史(オンデマンド併用)を開催しました!
2022年6月8日から全4回で開催した美笹公民館歴史講座「戸田の歴史~市域に残る史料等を元に歴史を学ぶ」は、市内公民館としては初めて、対面で行う会場受講と、インターネットのYouTubeで受講するオンデマンド配信を併用するハイブリット形式で実施をしました。
第1回・第2回「近世紀行文を読み解く~江戸人がしるした美笹案内~
日時:2022年6月8日水曜日、15日水曜日 午前10時~11時30分
講師:和楽備神社権禰宜(戸田市文化財保護審議会委員) 堀江 清隆 氏
江戸時代の紀行文のうち、戸田についての記述がある津田敬順の『遊歴雑記』や村尾嘉陵の『江戸近郊道しるべ』などの文化文政期に記された紀行文について、戸田に関する部分を中心に受講者と共に読み、美女木八幡社や早瀬の渡し等、村の様子を著者が何をどのように見ていたのか解説していただきました。
また、江戸時代の里程や時間の解説や、国立国会図書館デジタルコレクション、国立公文書館デジタルアーカイブの検索や利用の仕方も紹介していただき、受講者の方々の生涯学習の場が広がりました。
第3回・第4回 将軍のサンクチュアリ~戸田ヶ原の原風景~
日時:2022年6月22日水曜日、29日水曜日 午前10時~11時30分
講師:神奈川大学大学院非常勤講師(戸田市文化財保護審議会・戸田市立郷土博物館協議会長)
佐藤 勝巳 氏
講座では、日本の鷹狩りの歴史や文化をはじめ、江戸時代の鷹場(鷹狩りをする場所)や鷹場をめぐる支配関係の構築について、解説していただきました。
徳川家康自筆の「宿付」には戸田近辺での鷹狩の記録があり、戸田には鳥見役(代官)が置かれました。鷹場が戸田の村々における人々の生活にどのように影響していたのか、残された古文書から読み解きました。
オンデマンド配信講座を実施して
オンデマンド配信を受講した受講者からは、郷土戸田の歴史について、インターネットのYouTubeで、場所や時間に関係なく、繰り返し受講できるため、便利であるとの声が多く寄せられました。
また、講座の内容については、古地図や文献を見ながら江戸時代の戸田を巡ったり、戸田の歴史の中で江戸時代の将軍の御鷹場が果たした役割や百姓の五人組を知ることができて、大変有意義な時間を過ごせたとの感想がありました。
歴史講座展
歴史講座開催中に、西部福祉センター2階多世代交流ひろばにおいて、歴史講座展を併せて開催しました。
お問い合わせ
戸田市立美笹公民館
〒335-0031
埼玉県戸田市美女木5丁目2番地の16
電話番号:048-421-3024、Fax:048-421-3060
年末年始および祝日以外の第2・第4・第5月曜日を除く、午前8時30分から午後5時15分まで