羽田空港の機能強化に向けた対応について
国土交通省は首都圏の国際競争力の強化や訪日外国人の増加、2020年(令和2年)の東京オリンピック・パラリンピックの円滑な開催等に向け、羽田空港の発着枠拡大をはじめとした首都圏空港の更なる機能強化に向けた検討を進めてきました。(具体的には現行滑走路の使い方や飛行経路を見直すことで、国際線を1日50便程度増便するものです。)そして、2020年(令和2年)3月29日から新飛行経路の運用を開始しています。
埼玉県及び埼玉県内の関係市町村は、この機能強化に伴う影響について情報を共有し、協議を行うため、「羽田空港の強化に関する県・市町村連絡協議会」を設置し、連携して対応しています。
今後、協議内容等については随時情報提供をしていきます。
新飛行経路における戸田市への影響
南風時(年間の約40パーセント)の新飛行経路における午後3時から午後7時までの実質3時間程度の時間で、本市の上空を航空機が通過することになります。この場合の騒音レベルは68デジベル程度となり、現状における戸田市役所付近住宅街における瞬間最大値であるトラック通過レベルとなります。
天候時 |
経路図上のルート |
飛行高度 |
時間当たり通過便数 |
---|---|---|---|
悪天候時(年間の約3パーセント) |
ブルー |
上空約900m |
14便程度 |
悪天候時(年間の約3パーセント) |
オレンジ |
上空約1,300m |
30便程度 |
好天候時(年間の約37パーセント) |
グリーン |
上空1,500m |
14便程度 |
羽田空港の国際線の増便のために必要となる方策について(国土交通省)
国土交通省では、羽田空港の機能強化に関する特設ページを開設し、その説明を掲載しています。
羽田空港機能強化に係る情報提供について(国土交通省)
国土交通省では、飛行経路の見直しに必要となる航空保安施設や誘導路等の施設整備、さらには環境対策を着実に進めるとともに、羽田空港の機能強化に関する取組についてより多くの方々に知って頂けるよう、以下の方法等により情報提供を行っています。
常設情報発信拠点の設置(国土交通省)
戸田市では、2018年(平成30年)12月17日(月曜)から12月21日(金曜)まで、市役所2階ロビーにて拠点が設置されました。
住民説明会の開催(国土交通省)
新飛行経路の運行開始までの間、定期的に一都二県の約20ヶ所において、住民説明会(オープンハウス型)を順次開催しています。
戸田市では、2018年(平成30年)1月21日(日曜)に上戸田地域交流センターあいぱるにて、2019年(令和元年)12月14日(土曜)に笹目コミュニティセンターコンパルにて、同月17日(火曜)から18日(水曜)までイオンモール北戸田にて開催されました。
なお、今後の情報提供については下記の特設ページをご覧ください。
首都圏空港機能強化に向けた協議会について
2013年(平成25年)10月29日、交通政策審議会航空分科会基本政策部会の下に、首都圏航空の更なる機能強化に向けた技術的な検討に関する調査審議を行う「首都圏空港機能強化技術小委員会」が設置されました。
2014年(平成26年)7月8日、「首都圏空港機能強化技術小委員会」から首都圏航空の機能強化に関する「中間とりまとめ」が公表されました。
首都圏空港機能強化技術小委員会の中間とりまとめについて(国土交通省HP)
2014年(平成26年)8月26日、首都圏空港機能強化技術検討小委員会が取りまとめた技術的な選択肢をもとに、首都圏空港の機能強化の具体化について、関係自治体や航空会社等の関係者間で協議を行う「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」が設置・開催されました。
首都圏空港の機能強化の具体化に向けた協議会(国土交通省HP)
羽田空港の機能強化に関する県・市町村連絡協議会
2014年(平成26年)8月26日、埼玉県及び埼玉県内の市町村で情報共有や意見交換を行い、「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」に反映させる目的で「羽田空港の強化に関する県・市町村連絡協議会」を設置しました。
羽田空港の機能強化に関する県・市町村連絡協議会(埼玉県HP)
首都圏空港の機能強化に関するご意見・ご感想、お問い合わせ先(国土交通省)
首都圏空港の機能強化に関するご意見やご感想、お問い合わせ先は次のとおりです。
ご意見やご感想など
国土交通省HPのメールフォームよりお願いします。
航空機騒音・落下物に関するお問い合わせ
電話番号0570-001-596
受付時間 午前7時から午後8時(土曜・日曜・祝日を含む)