児童虐待について
2023年度(令和5年度)標語
あなたしか 気づいてないかも そのサイン
毎年11月は児童虐待防止推進月間として、全国的に様々な取り組みが行われています。児童虐待は、こどもの人権を著しく侵害するもので、「こころ」と「からだ」に大きな傷を残し、こどもの将来に悪影響を与えます。また、生命に危険がおよぶ場合もあります。
重大な事件を発生させないためには、児童虐待の防止が重要です。体罰は法律により禁止されています。こどもの人格や尊厳を尊重した子育てが求められています。
こどもたちが健全に育つためには、健全な家庭環境や地域の支え合いが必要です。戸田市では、児童虐待防止を地域で取り組み、虐待のないまちづくりを目指しています。
児童虐待とは
身体的虐待
体罰、殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、やけどを負わせる、溺れさせる、家の外にしめだす、激しく揺さぶる など
性的虐待
こどもに性的行為をする、性行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にする など
ネグレクト
乳幼児を家に残して外出する、食事を与えない、ひどく不潔なままにする、自動車の中に放置する、重い病気になっても医療機関に連れて行かない、他の人がこどもに暴力を振るうことを放置する など
心理的虐待
怒鳴る、脅す、無視する、きょうだい間で差別的扱いをする、こどもの目の前で両親が喧嘩する、こどもの前で家族に対して暴力をふるう(DV) など
乳幼児揺さぶられ症候群
赤ちゃんは激しく揺さぶられると、首の筋肉が未発達なために脳が衝撃を受けやすく、脳の損傷による重大な障害を負うことや、場合によっては命を落とすことがあります。
これを「乳幼児揺さぶられ症候群(Shaken Baby Syndrome)」といいます。
赤ちゃんが何をやっても泣き止まないとき、イライラしてしまうことは誰しもあります。どうしても泣き止まないときは、赤ちゃんを安全なところに寝かせて、その場を少しの間でも離れ、まずは自分自身を落ち着かせましょう。
児童虐待のサイン
こどもだけではなく、虐待をしている保護者も困っています。周囲の人が以下のようなサインに気付くことも重要です。
こども側のサイン
- 原因不明の傷や打撲の跡がある
- いつもこどもの泣き叫ぶ声や保護者の怒鳴り声がする
- 衣類やからだ、髪の毛がいつも汚れている
- 夜遅くまでこどもだけで遊んでいる など
保護者側のサイン
- こどもの養育に関して拒否的、無関心である
- こどもへの怒り方が異常、態度が冷たい
- こどものけがについて不自然な説明をする
- 夫婦喧嘩が絶えず、どちらかに暴力を受けた傷がある
- 小さいこどもを家に残したまま外出している など
「虐待かも?」と感じたら
児童虐待の発生予防や早期発見には、地域の皆さんの協力が必要です。「虐待かも」と感じたら、すぐに連絡をお願いします。
なお、連絡は匿名で行うことも可能です。ご連絡をいただいた方の秘密は守られます。
通告・相談窓口
こどもの生命に危険が及ぶと感じたときは、速やかに警察へ110番通報してください。
児童相談所全国共通ダイヤル189(いちはやく)
電話:189 (24時間対応)
埼玉県南児童相談所
電話:048-262-4152(平日、午前8時30分から午後6時15分まで)
こども家庭相談センター (福祉保健センター内)
電話:048-433-2222(平日、午前9時から午後5時まで)
こども家庭相談センターでは、子育ての悩みなどの相談も受けています。