食育通信 職場で食場環境を考えよう Vol.33
「食育通信」職場で食場環境を考えよう Vol.33
2021年(令和3年)10月22日
保育園の食育 「コロナに負けないぞ!」(保育幼稚園課)
戸田市立保育園保育士による研究会では、令和元年度から「心と体が育つ食育」を研究テーマに全園で重点的に食育に取り組んでいます。現在は新型コロナウイルス感染症対策の為、例年通りの活動が困難な中ではありますが、各園様々なアイディアを出し、今できる食育を実施しています。
大人がきっかけづくりをしてあげることで、子どもは自分たちの力で想像以上の学びを得てくれます。食に対するワクワクする気持ち、大人になってもずっと持ち続けていたいですね。
戸田の郷土料理について(福祉保健センター)
みなさん、『呉汁(ごじる)』 をご存知でしょうか?
昔、戸田の食生活としてふだんの日の食物で「ちょっと手をかけたオツケ」として『呉汁』を食されていたと「戸田市史:民族編」に記載されています。とれたての新しい大豆やタノコロマメ(大豆の一種)を水につけて、すり鉢ですりつぶしたものを入れた味噌汁を作っていました。
今回は、保健センター職員で調理した、埼玉県の郷土の味「呉汁」をご紹介します。
材料(4人分)
大豆(乾燥)2分の1カップ、水2分の1カップ、白菜1枚から2枚程度、 にんじん中2分の1本、 ごぼう中2分の1本、油揚げ1枚、
だし汁3カップ、 味噌大さじ2強、 小ねぎ2本から3本
作り方
- 大豆は重量の4倍の水をつけて6時間から8時間おき、もどす。
- 1の大豆の水気をきってミキサーに入れ、水2分の1カップを加えてなめらかに攪拌する。
- 白菜は3センチメートル大のザク切り、にんじんは短冊切り、ごぼうはささがき、小ねぎは小口切りにする。
- 油揚げは油抜きをし、縦半分に切ってから横に切る。
- 水とだしパックを入れ中火にかけ、沸騰したら弱火にし3分程度煮だす。
- 鍋に5のだし汁、油揚げ、にんじん、ごぼう、白菜を入れて煮立て、10分程度煮る。
- 味噌を溶き入れ、2を加えて軽く混ぜる。弱火にして5分から6分煮、途中で軽く混ぜて大豆に火を通す。器に盛り、小ねぎを散らす。
11月24日(いいにほんしょく)は和食の日です。戸田市で食されていた郷土料理を「知り」「調理し」「食べて」みてください。今回紹介した『呉汁』は、大豆の栄養分を凝縮した郷土料理です。
みなさんも、ちょっと手がかけられる時にぜひ作ってみてください。
「戸田市食育推進情報局」にぜひ遊びにきてください!
福祉保健センターで行っている食育活動の取り組みや食育に関する教室等をPRするページを開設中です。