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蚊媒介感染症に注意しましょう

掲載日:2021年10月25日更新

蚊が媒介する感染症

蚊が媒介する感染症には、デング熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、チクングニア熱などがあります。

帰国時又は帰国後に発熱等体調の異状がある場合及び渡航先において医療機関を受診するなど体調に不安がある場合には、空港等の検疫所に御相談いただくか、近くの医療機関を受診してください。

流行国地域へ渡航される方へ

海外へ渡航する際には、渡航前に現地での流行状況を把握しましょう。もし、感染症の流行地域へ渡航する場合には、予防接種を受けることで感染症にかかるリスクを下げることができます。予防接種の種類によっては、数回の接種が必要なものがありますので、できるだけ早く医療機関の医師等へご相談ください。

流行国地域への渡航中には、長袖シャツや長ズボンの着用、裸足のサンダル履きを避けるなど、できるだけ肌を露出させないように注意してください。

薄手の素材の衣服の上からや、足首、首筋などの小さな露出面でも蚊に刺されることがあるので、虫よけ剤を使用するなどして、刺されないようにしてください。

ジカウイルスについては、性行為により男性から女性パートナーに感染した例が報告されています。流行国地域に滞在中は、症状の有無に関わらず、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることをお勧めします。

妊婦と妊娠の可能性のある方へ

妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害が生じることがあります。このため、世界保健機関(WHO)は、妊婦は流行国地域への渡航をすべきではないと勧告しています。(2016年3月8日)

妊婦及び妊娠の可能性がある方は、可能な限りジカウイルス感染症の流行国地域への渡航を控えてください。やむを得ず渡航する場合には、蚊に刺されないよう十分な対策を取ってください。

流行国地域から帰国(入国)された方へ

海外の流行国地域で蚊に刺され、デングウイルス、ジカウイルスなどに感染した方が国内で蚊に刺されて吸血されると、その蚊を介して、デング熱、ジカウイルスなどの感染症が国内で発生するおそれがあります。

海外の流行国地域において蚊に刺されてから、数日後に発熱、発疹、関節痛、筋肉痛、頭痛、結膜炎、倦怠感などの症状が見られた場合には、渡航歴と蚊に刺されたことを告げて、医療機関を受診してください。また、症状のある方は念のため新たに蚊に刺されないよう注意をしてください。

また、ジカウイルスについては、性行為により男性から女性パートナーへ感染した例が報告されていますので、流行国地域から帰国した方は、症状の有無に関わらず、最低8週間、またはパートナーが妊婦の場合には妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることをお勧めします。

関連リンク

埼玉県のホームページ「蚊媒介感染症」はこちら

戸田市のホームページ「デング熱」はこちら

戸田市のホームページ「ジカウイルス感染症」はこちら

国立感染症研究所「デング熱・チクングニア熱・ジカウイルス感染症等の媒介蚊対策<緊急時の対応マニュアル>」はこちら

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