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めるまが91(2018年12月10日配信)

掲載日:2019年1月29日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田のここに注目!
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

公民連携はイノベーションの土壌

戸田市は公民連携を積極的に進めています(詳細は、戸田市へ視察にいらしてください。驚くと思います)。私は戸田市に関わっている関係で「公民連携」という言葉をよく耳にします。公民連携はメジャーな言葉と思っていましたら、違うようです。都道府県議会の議事録から、過去「公民連携」の質問を調べました。すると、初めて登場したのは2004年です。
2004年3月18日に開催された東京都議会の都市・環境委員会の中で「都が先行すべき5つの取り組みとして、まず新戦略を推進するためのガイドラインの策定、公民連携によるみどりと文化の拠点づくり」という発言に登場しています。2004年を契機に都道府県議会において「公民連携」という言葉が増えつつあります。劇的に登場しているわけではありません。
それほどメジャーな取組みではないようです。しかし、私は公民連携の考えは、極めて重要と捉えています。それは自治体間競争に勝ち残っていく一つの要因となるからです。多くの場合は、単一自治体だけでは自治体間競争に対応できません。自治体間競争に負けないためには、自治体は外部の多様な主体と連携・協力しなくてはいけません。それが公民連携です。
自治体間「競争」は自治体間「共創」にも結び付くと言うのが、私の持論です。共創は「自治体が地域住民や民間企業、NPO法人、大学等の自治体外と『共』に活動して、イノベーションの『創』出につなげること」と定義できます。自治体間共創の行きつくところは、新しい価値観の提示です。公民連携は、自治体にイノベーションを起こす土壌ともなります。

(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

「第6回自治体シンクタンク研究交流会議in宇都宮」での情報交換

戸田市政策研究所は、戸田市全体の政策形成力を高め、政策を的確に実践していくために設置された自治体シンクタンクです。このような自治体シンクタンク(又は都市シンクタンク)と呼ばれる組織は全国に50程度あり、日々調査研究活動に取り組まれています。
ただ、自治体シンクタンクと一括りにすることはできますが、それぞれ設置に至った背景や目的が違うため、調査研究や人材育成、庁内コンサルティングなど重視している点は異なります。そのため、各自治体シンクタンクでは、それぞれ強みや弱みがあり、活動をより良いものとするためにも情報を収集していくことは非常に有効です。
このような中、自治体シンクタンク同士が情報交換する場として、「第6回自治体シンクタンク研究交流会議in宇都宮」が開催されました。同会議では、(1)自治体シンクタンクの在り方や共通課題の改善方策等について知見を共有すること、(2)組織運営能力及び政策形成能力の向上を図ること、(3)自治体シンクタンク同士の気づきと励ましのネットワークをつくりあげること――の3つの目的で開催されたところです。
自治体シンクタンクには、調査研究以外の多くの業務を持ち、調査研究に割ける時間をいかに確保するかが共通の課題であるとわかりました。しかし、各自治体シンクタンクには本来の目的があります。そのため、時間の確保は重要であり、今回得た情報等も活用することで、最善の策を講じていきたいと思っています。
今後も、外部との交流を進め、現状に満足することなく常にアンテナを広げて活動していかなければならないと改めて感じたところです。

(副所長 櫻井 聡)

(3)戸田のここに注目!

戸田市には世界で活躍するスポーツ選手がたくさんいます

市内には、日本のみならず世界で活躍するスポーツ選手が数多く存在します。今回は市長に表敬訪問をした選手や2018年4月に制定した戸田市スポーツ賞の受賞者を紹介します。

石橋 愛子さん(パワーリフティング)
世界クラシックパワーリフティング選手権大会に出場した石橋 愛子さんが2018年6月27日に市長を表敬訪問しました。大会では、日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、種目別で金メダルを1個、銅メダルを3個獲得しました。
中路 紫帆さん(体操)
戸田市スポーツセンター体操選手コースに所属する中路 紫帆さんが2018年10月29日に市長を表敬訪問しました。中路選手は、2018年8月にインドネシアのジャカルタで開催された「第18回アジア競技大会」体操競技で団体銅メダル、種目別ゆか銅メダル、個人総合第6位という好成績を収めました。

スポーツ分野で活躍し、優秀な成績を収めた人に贈る「戸田市スポーツ栄誉賞」。その最高賞である「栄誉賞」に、戸田市に在住する長谷川 唯さんと三坂 洋行さんが決定し、2018年10月3日に初の授与式を開催しました。
長谷川唯さん(サッカー)
長谷川 唯さんは、第18回アジア競技大会女子サッカーで日本を優勝に導いたサッカー女子日本代表ミッドフィルダーであり、現在日テレベレーザに所属しています。
三坂 洋行さん(ウィルチェアーラグビー)
三坂 洋行さんは、ウィルチェアーラグビー日本代表アシスタントコーチとして、2018世界選手権で日本を優勝に導きました。選手としてもアテネ・北京・ロンドンパラリンピックに出場していました。

(政策秘書室 千葉 尚樹)

(4)戸田ゼミの取り組み

第5回(11月14日)の報告
第5回では、第3回(リコージャパン株式会社様)と第4回(NTTドコモ様)の講演内容を振り返るとともに、公民連携の考え方について出席者による議論を行いました。
過去2回の講義からは、地方創生の流れなども大きく影響し、民間企業が地域の課題解決に動き出していることがわかりました。特に私が印象に残っているのは、第3回の「地域の元気無くして、民間企業の元気無し!!」というフレーズです。人口減少の克服と地域経済の活性化は、民間企業にも共通した課題であることを過去2回の講義から学ぶことができました。
このような中、どのような目的や内容で公民連携を進めていくべきかを考えていく必要があります。公民連携のメリットとしては、行政サービスの質的・量的向上や効率化、歳出の縮小(歳入の拡大)などが考えられます。戸田市としてどのような公民連携の姿を目指していくのか、しっかりと自分なりに考えていきたいと思います。
また、行政と比べて、民間企業は専門性に優れています。一方で、公務員は異動が多く、専門性が確保しにくい状況であります。よく異動を転職に例えられることがありますが、民間企業の転職は同じ職種・業種内での異動が中心である反面、公務員は職種や業種まで変わり、更に本人の判断ではなく別の業種に移ることもあります。そのため、現在の民間企業の意欲的な公民連携の流れを活かし、いかにして専門性を効果的に取り入れていくかは今後これまで以上に求められてくると思います。
次回も外部講師から事例を紹介していただきます。行政内部での情報に留まることなく、民間企業の情報を積極的に取り入れることによって、戸田市の公民連携を出席者と一緒に考えていきます。

(主任研究員 長谷川 昌之)

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