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めるまが71(2017年2月10日配信)

掲載日:2017年3月9日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田のここに注目!
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

愛社精神も大切

政策づくり(地域づくり)は、対象に愛が必要だと思います。対象と言うのは、担当する政策や、勤務する自治体になります。特に自治体職員の場合は、まずは自分が勤務する自治体に愛着を持つ必要があると思います。愛着とは「なれ親しんだものに深く心が引かれること」という意味があります。以前、よく耳にした愛社精神に近いものと考えます。
愛社精神とは、「自分の会社をよくしたい」や「自分の会社が好き」という心の持ちようです。または「自分の会社で働けることが誇りだ」という考えです。経営者(首長)に対する忠誠心とは異なります。日本の高度経済成長は愛社精神に支えられてきたという説があります。しかし、現在では、この愛社精神がややないがしろにされている傾向があります。
愛社精神に近いが考えがスタッフプライドと思います。墨田区(東京都)によると「自治体職員の自覚と責任感を併せ持つ自負心」と定義しています。これは、まさに自らが勤務する自治体への愛着心と捉えられます。しかしこの自らが勤務する自治体への愛着が希薄になっているような気がします。ここを改善しないと、政策づくりは成功していきません。
自治体職員を目指す大学生に「第1希望はどこですか」と尋ねると、多くが「第1希望は地方公務員です」という回答です。つまり地方公務員であれば、戸田市でも春日部市でも東大和市でも、どこでもいいわけです。こういう学生さんは、受験する自治体に愛着はなく、結果的に担当する政策にも関心を持ちません。現在の状況を危惧しています。

(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

政策相談事業「庁内政策相談窓口」

政策研究所には、「調査研究機能」と「政策支援機能」の2つの機能があります。今回は、後者の「政策支援機能」の一部を簡単に紹介します。
政策研究所は、進展する地方分権に対応するとともに、市全体の政策形成力を向上させることで、市民満足度の高い市政運営の展開を図ることを目的としています。市全体の政策形成力を向上させるためには、まずは職員一人一人の政策形成能力の向上を図ることが重要です。
そのため、政策支援機能の中に政策相談事業「庁内政策相談窓口」を設け、各部署での困りごとに対して支援しています。外部機関に対して単純に委託するのは簡単ですが、課題の解決は一過性で終わってしまうこともあります。そこで、政策研究所と担当部署が一緒になって課題解決に向けた方策を見出すことで、熱のこもった政策へと発展し、職員自身の能力向上につながるものと考えています。
2016年度は、防犯所管課への政策支援として、市民・警察・行政が連携して更に戸田市の犯罪件数を減少させるために、3者が集まる会議の企画や運営支援などを行ってきました。また、全3回の会議を踏まえ、2月12日(日曜)には「戸田市防犯フォーラム」を開催することとなりました。
防犯所管課にとっては、当初の考えと違う部分はあったかもしれませんが、戸田市の課題を3者で情報共有することができ、新たなステップへとつながっていくきっかけになったと考えています。ぜひフォーラムを成功させ、今後の防犯対策が進むことを期待しています。

(主任研究員 長谷川 昌之)

(3)戸田のここに注目!

「生物多様性に優れた自治体ランキング」で全国1位に!~自然の恵みに満ちたまちを目指して~

市では、花や野鳥などさまざまな生き物と共生していく「生物多様性」を大切にした取り組みを実施しています。この度、民間シンクタンク「三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社」および「都市の生物多様性指標研究会」により、全国初となる生物多様性に優れた自治体ランキングが公表され、自治体の生物多様性保全の取組状況を評価する指標群で戸田市が1位になりました。 (注釈)神奈川県川崎市、兵庫県神戸市・伊丹市が同率1位
戸田ヶ原自然再生事業
市民、企業や学生とともに行うサクラソウの植え付けや保全管理作業、また、小学生に戸田ヶ原の自然について伝える「とだみちゃん出張授業」などさまざまな取り組みを行っています。
水と緑のネットワーク形成プロジェクト
国・県とともに、水と緑のネットワーク形成を進めています。小学生が調査してつくる「生き物マップづくり」や南稜高校などと協働した「緑の外環道事業」などを行っています。

(政策秘書室 冨田 涼二)

(4)戸田ゼミの取り組み

第8回(1月16日)の報告

今年度の戸田ゼミでは、参加者から地域のことを知りたいとの要望がありました。そこで、第4回の開催からは、地方創生に係る包括協定を締結している武蔵野銀行の方に参加していただき、地域経済の情報だけでなく、異業種同士の意見交換を通じて知識を深めてきました。
第8回では、行員と戸田ゼミ参加者の更なる人材交流を通じて、新たな気づきにより双方の業務の発展につなげることを目的に、意見交換会を開催しました。意見交換を通じては(1)地域金融機関の「実態」、(2)制度融資の「課題」、(3)「連携」の可能性-の大きく分けて3点が見えてきたところです。
普段の業務においては、自分の担当業務の範囲以上のことになかなか手を広げにくいこともあると思います。しかし、既存の業務や内部の考え方だけでは発展は少なく、視野を広げるきっかけとしても外部との連携は重要であると感じました。今後も、この貴重なつながりを生かしていきたいと考えています。

第9回(2月20日)の案内

第9回は、今年度の最終回として「政策研究所長と戸田ゼミ参加者との意見交換」する回として実施します。
若手職員が中心の戸田ゼミ参加者にとっては、政策研究所長である副市長と時間をつくって話をする機会はなかなかない状況です。そのため、自分の担当している業務内容や課題、所長に直接アドバイスいただきたいことなどを事前に考えて参加するよう周知し、有益な時間にしたいと考えています。
日時:2月20日(月曜)午後6時から
場所:市役所5階 大会議室C

(主任研究員 長谷川 昌之)

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