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めるまが69(2016年12月12日配信)

掲載日:2017年3月9日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田のここに注目!
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

目標の共有化に力を入れる

今日は、政策づくりに様々な主体が入ってきています。例えば、住民をはじめ、事業者、大学、地元金融機関などがあります。自治体だけで政策づくりを進めることが少なくなりつつあります。そして、政策を実施する段階になった時も、自治体単独で進める機会は減収しつつあります。自治体は様々な主体と連携・協力して政策を推進していく時代です。
「産学官金労言」という言葉が広がりつつあります。以前は「産官学」が多かったのですが、地方創生に関連して「金労言」が加わりました。「金」は金融界、「労」は労働界、「言」は言論界(マスコミ)を意味します。「産学官金労言」は、地域を構成する様々な主体が連絡・協力し、地域をつくっていく(地域運営)という意味が込められていると思います。
この取組みの中で重要なことは、「目標の共有化」にあります。例えば「富士山の山頂を目指そうね」と関係者間で目標が共有化できれば、登るルートは山梨側でも静岡側でもいいわけです。目標が共有化していれば、道中でいつかは会うことができます。最終的には同じ場所に到達します。しかし、実際は目標が共有化できていない場合が少なくありません。
ある主体は富士山を目指しているのに、別の主体は高尾山を登っているという感じで。そして、また別の主体は筑波山に向かっていたりします。つまり目指す目標が共有化されていないのです。その結果、「おい、いつになったら会えるんだよ!」とか「お前はどこに行っているんだ?」と摩擦が生じます。その結果、地域づくりは少しずつ失敗していきます。
政策づくりを成功させるためには、何よりも「目標の共有化」にあります。上記では「産学官金労言」を記しましたが、まず取組むべきことは、庁内での目標の共有化です。各課がバラバラの方向に進んでいたり、職員が好き勝手に進んでいたりする状況が意外に多いものです。この点を改善して、皆で同じ山を登っていけば、政策は成功の軌道に乗ります。

(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

「プラチナ構想スクール@戸田」開催

以前、めるまがでご案内しました「プラチナ構想スクール@戸田」は、10月から11月にかけて全3回開催し、盛況のうちに幕を閉じることができました。テーマと講師については、以下のとおりです。
<第1回>
・テーマ:プラチナ社会へ向けたイノベーション-プラチナ社会「戸田」-
・講 師:プラチナ構想ネットワーク 会長 小宮山宏氏
<第2回>
・テーマ:長寿社会に生きる
・講 師:東京大学高齢社会総合研究機構 特任教授 秋山弘子氏
<第3回>
・テーマ:地域包括ケアと在宅医療について-課題と解決-
・講 師:株式会社メディヴァ 代表取締役 大石佳能子氏
http://www.city.toda.saitama.jp/soshiki/111/hisyo-platinum.html
普段私たちは目の前の課題解決に追われがちです。しかし、今回の「プラチナ構想スクール@戸田」を通じて、物事全体を俯瞰的に捉え外に目を向けることの重要性を実感しました。
今まで常識だと思っていたものが、すぐに非常識に移り変わってしまう時代です。今後も常にアンテナを広げて情報収集を積極的に行い、新しい時代に向けた調査研究を進めていきたいと改めて感じたところです。

(主任研究員 長谷川 昌之)

(3)戸田のここに注目!

戸田市ふるさと納税返礼品制度を開始

戸田市及び地元特産品等のPRにより市への寄附を促進し、市内産業の振興及び地域の活性化に繋げるため、2016年12月1日から戸田市ふるさと納税返礼品制度を開始しました。
今回開始に当たって目玉となる返礼品は、「ボートのまち戸田」にふさわしい漕艇用ボート(シングル艇・オールセット)です。今後は、さらに市内事業者の商品だけでなく、花火大会のチケット等も、戸田市の魅力を知ってもらうための商品として用意することを考えています。
取り扱いの返礼品など、詳しくは下記市ホームページまたは「さとふる」のホームページをご覧ください。
(戸田市ホームページ)
http://www.city.toda.saitama.jp/soshiki/214/keizai-hurusato-start.html
(さとふる)
http://www.satofull.jp/city-toda-saitama/

(政策秘書室 柄澤 映)

(4)戸田ゼミの取り組み

第6回(11月15日)の報告

前回の戸田ゼミでは、外部講師をお招きし、「効果的なシティプロモーション動画とは」と題して講義をしていただきました。
近年、自治体がプロモーション動画をつくるケースが増えています。しかし、それら全てがイメージどおりの成果につながっているとは言えない状況です。今回の講義では、なぜお金をかけて制作したにもかかわらず、シティプロモーション動画が成功していないケースが多いのかを分かりやすく解説していただきました。
素晴らしい動画を制作したとしても、その動画を見ただけで簡単に移住者は増えません。動画は、あくまでホームページやパンフレットなどの次のステップにつなげるためのものであるということを、今回のゼミから学ぶことができました。また、シティプロモーション動画においても、ターゲット設定を明確にしないと失敗してしまうということがわかりました。

〇第7回(12月19日)の案内

第7回は、「戸田市の認知度向上のために、自分ができること」について参加者同士で意見交換する回として実施します。
今年度の戸田ゼミでは、戸田市の現状の振り返りや、Resasでのデータ分析、効果的なシティプロモーション動画の手法などを外部講師から学んできました。これらの内容を踏まえ、ゼミ参加者が戸田市のために何ができるかを一度立ち止まって考えたいと思います。

日時:12月19日(月曜)午後6時から
場所:市役所5階 大会議室A

(主任研究員 長谷川 昌之)

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