このページの本文へ移動
ページの先頭です。
トップページ > 組織からさがす > 市長公室 > めるまが66(2016年9月12日配信)

本文


めるまが66(2016年9月12日配信)

掲載日:2016年12月8日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田のここに注目!
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

成果より過程が大切
私の経験から、自治体の政策づくりは「過程」を重視すべきという持論があります。もちろん、成果(結果)を軽視しているわけではありません。過程が充実していても、成果がまったくあがらなくては意味がありません。私は、一つひとつの過程を大切にすることにより、いい成果(結果)も導出されることを実体験してきました。そのため私の関わっている自治体で政策づくりを進めるときは、過程に重きを置いて進めています。
一方で民間企業の場合は、「成果」(結果)が重視されます。例えば、自動車ディーラーの営業マンが新車を売るとします。1ケ月のノルマが100万円とします。飛び込み営業を1000件も進めて、1台も売れなかったら評価されるでしょうか。上司から「1000件も営業に回るなんて、す・ば・ら・し・い!」と過程を褒められることはありません。むしろ「1000件も営業して1台も売れないお前は、バ・カ・だ!」と叱咤されるのは目に見えています。
別の営業マンが1件しか回らないのに、数台一括購入の顧客に出会え、500万円の売り上げをあげたとします。この営業マンは残りの日数はのんびりしても上司から叱咤されることはありません。むしろ「500万円」という数字(成果)を出しているため、褒められることは間違いありません。当たり前ですが、民間企業は「成果」(結果)がすべてです。なぜならば、成果(結果)をださなくては、民間企業は倒産への道を歩むことになるからです。
自治体の政策の多くは成果(結果)主義になじみません。また政策づくりは自治体だけで成立することは少ない現状があります。政策を開発し実現していくためには、様々な関係者の合意形成をはかる必要があります。関係者との合意をつむぎあわせていくには、時間がかかり、どうしても過程重視にならざるを得ません。もしここで成果(結果)だけの視点で動き出すと、誰も協力してくれない可能性があり、いつまでも政策は結実しません。
関係者との合意形成は極めて泥臭く面倒なものです。その一つひとつの合意を丁寧に形成していくと(つまり過程重視です)、結果として、誰もが納得するいい政策が登場します。そして持続性のある彩りあざやかな地域が実現されていく可能性が高まります。なお、過程重視とは「思い出づくり」と換言できます。政策づくりの中で、いかにいい思い出をつくっていくか…。今改めて思い出重視の政策づくりが求められていると思います。

(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

行政視察の積極的な受入れについて
戸田市政策研究所の機能としては、大きく「調査研究機能」と「政策支援機能」の二つに分かれています。過去のめるまがでは、調査研究機能の研究事業を主に紹介し、政策支援機能の中の庁内自主勉強会「戸田ゼミ」の取組を紹介してきたところです。
そのため、今回はこれまであまり触れてこなかった「情報発信事業」について少し紹介します。
戸田市政策研究所では、様々な情報ツールや機会を通じて実際の活動内容を情報発信していることが特徴です。このめるまがも、2010年度から毎月1回(4月を除く)活動内容を紹介する重要な情報発信事業の一つとなっています。
この他として、戸田市政策研究所では行政視察の積極的な受入れを行っています。行政視察では、視察していただく議員や職員の方々に単に活動内容を紹介するだけでなく、視察に来られた方との意見交換によってこちらも政策づくりの色々なヒントをいただいています。
今年度も、すでに11団体96名の方に戸田市政策研究所への視察にお越しいただくことができました。情報発信事業として捉えるだけでなく、情報収集の機会としても活用させていただいています。戸田市政策研究所への視察に興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

【行政視察をご希望の皆さまへ】
http://www.city.toda.saitama.jp/soshiki/111/hisyo-shisatuukeire.html

(主任研究員 長谷川 昌之)

(3)戸田のここに注目!

戸田市は市制施行50周年を迎えます!!
来る10月1日に戸田市は市制施行50周年を迎えます。1966年に埼玉県内で24番目の市として誕生した戸田市。当時は5万5千人程だった人口も、その後埼京線の開通などにより急速に都市化し、現在は約13万7千人(2016年9月1日現在)へと増加しました。平均年齢も40.1歳(2016年1月1日現在)と県内で一番若い、活気あるまちへと成長を遂げています。
さて、10月1日(土曜)には、戸田市役所とその周辺で記念式典及び「とだ50祭(さい)」と称したお祭りを盛大に開催します。お時間のある方はぜひ会場に足を運んでいただき、戸田市の50年の歩みをぜひ一緒にお祝いしましょう!
この「とだ50祭」では、午前9時30分のオープニングパレードを皮切りに、子どもたちによる企画「こども村」や、パリコレならぬ「トダコレ」と称した一般公募で選ばれたトダコレモデルたちによるファッションショーなど、様々なイベントが目白押しです。

(政策秘書室 柄澤 映)

(4)戸田ゼミの取り組み

第4回(9月12日)の開催
今年度の戸田ゼミでは、戸田市の現状をより深く知りたいとの意見が多くあったことから、実際に地域で活躍されている他業種の方々との交流をテーマの一つに掲げ、進めています。
「まちづくり」は総合力が問われる時代です。行政だけで進めていくには限界があり、民間の知恵やノウハウを生かし、地域が一丸となってまちづくりを推進していく必要があります。しかし、外部機関がどのような活動を行っているかの情報は必ずしも多くはなく、連携に向けて歩みにくい状況となっています。
そこで、今回地域で活躍されている金融機関の方を講師としてお招きし、地域での活動等について講演していただきます。地域金融機関の役割や現場の活動等について学ぶことで、金融機関と連携した地域活性化策のヒントを見つけていきたいと考えています。
日時:9月12日(月曜)午後6時から
場所:市役所5階大会議室C
テーマ:地域金融機関の役割と現場の活動について

(主任研究員 長谷川 昌之)

ご意見をお聞かせください
お求めの情報が十分掲載されていましたか?
掲載情報について
ページの構成や内容、表現は分かりやすいものでしたか?
ページ構成、内容について
この情報をすぐに見つけることができましたか?
情報の見つけやすさ
(注釈1)いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますので、ご協力をお願いします。
(注釈2)ブラウザでCookie(クッキー)が使用できる設定になっていない、または、ブラウザがCookie(クッキー)に対応していない場合はご利用頂けません。

ページトップへ