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めるまが59(2016年1月12日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

地方創生元年は築くことができましたか
新年、おめでとうございます。今年も、戸田市政策研究所をよろしくお願いします。あと、私を思い出していただけたら、私もよろしくお願いします。
昨年4月3日に総理大臣官邸で「第5回まち・ひと・しごと創生本部」会合が開催されました。同会合で安倍総理は「本年は、地方創生元年です。地方の総合戦略の策定・実施が開始される地方創生を(以下略)」と、2015年が「地方創生元年」ということを宣言しました。皆様の自治体は「地方創生元年」になったでしょうか。結構、「地方創生残念」という自治体が多いのではないでしょうか。「元年」と「残念」では大きな違いです。
中には「地方創生癌年」という自治体もあるかもしれません。地方創生に取り組むことで、自治体を結果として「悪く」した場合は「癌年」です。さらに地方創生に取り組んだことが、住民をはじめ関係者の恨みを買ってしまうと「地方創生怨念」となってしまいます。その結果、にっちもさっちも行かなくなり、白旗を上げた自治体は「地方創生観念」となっているのではないでしょうか。こうなる理由は「創生」の意味を捉えていないからです。
創生の意味を調べると「作り出すこと。初めて生み出すこと。初めて作ること」とあります。ちなみに創生の前についている「地方」とは「地方自治体」を意味すると考えられます(行政学では地方と言った場合は地方自治体(地方公共団体)を意味します)。その観点から考えると、地方創生とは、「地方自治体が、従前と違う初めてのことを実施していく。あるいは、他自治体と違う初めてのことに取り組んでいく」という意味になります。
上記した地方創生の意味をしっかりと認識している当事者は少ないかもしれません。国の制度設計に大きな問題があると思いますが、現状は上記で提起した地方創生に取り組んでいる自治体は一部であり、多くが「地方踏襲」や「地方模倣」という状況です。「地方創生」は「地方再生」でもなく「地方新生」でもありません。この「創生」の意味をしっかりと理解し取り組んでいる自治体が「地方創生元年」を築くことができたと思っています。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

戸田市シティセールス戦略の改訂に向けて
戸田市では、2011年度にシティセールスの手順書となる「戸田市シティセールス戦略」を策定し、全庁的にシティセールスを推進しています。同戦略は5年間の計画期間となっているため、最終年度である今年度、改訂作業を進めているところです。
戸田市のシティセールスの目的は、認知度(都市イメージ)を向上させ、定住人口を獲得していくことです。これまでも、都心への通勤・通学の利便性のよさから居住先として選ばれてきました。しかし、まちの魅力が浸透していなければ、他によい条件があったときに転出されてしまうため、都市イメージの向上を第一に考え取り組んできました。
5年間戦略を進めていくなかで、成功したものも多くありますが、当然課題も出てきました。特に、シティセールスを推進していく上で、「選択と集中」「行政以外の参加」「他との差別化」の3点が課題として挙がっています。改訂に当たっては、この3点を中心に、行政だけで改訂作業を進めるのではなく、市民からの意見を取り入れ、市民を巻き込んだ尖ったプロモーションができるよう検討していきたいと考えています。
改定後の戦略については「めるまが」でも紹介します。ぜひ、戸田市のシティセールスにご注目いただけると幸いです。
(研究員 長谷川 昌之)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆さんはどのようなお正月を過ごされたでしょうか。私は毎年、箱根駅伝を家族で観戦しています。今年は青山学院大学が1区から1度も1位を譲らない圧倒的な力で、箱根駅伝としては39年ぶりとなる完全優勝を果たしました。青山学院大学と包括協定を結んでいる本市としては喜ばしい限りのことだと思います。
しかし、私が今年の箱根駅伝で一番注目していたのは、駒澤大学4年生の馬場翔大選手です。馬場選手は昨年の箱年駅伝に第5区で出場、1位で襷をもらいスタートしました。誰もが駒沢大学の往路優勝を予想した時、彼の体は低体温症にかかり意識が朦朧とし、何度も地に手を付きながら4位でゴールしました。
箱根駅伝が終わった時、馬場選手は走るのを止めようと思ったそうです。そんな彼に彼のお母さんは「何度も倒れながら襷を繋いだ、ゴールした息子を誇りに思う」と言ってくれたそうです。その言葉
を聞いた馬場選手は、「最後の箱根駅伝は母親のために走ろう、親孝行をしよう」と決心し1年間死にものぐるいで頑張りました。結果、今年は8区を任され見事区間2位となり、駒沢大学の総合3位に貢献するとともに、お母さんにとっては一番嬉しい親孝行をしてあげました。
親孝行ってなかなか出来ないものですよね。
私にも病気により障害を抱えてしまった父がいます。今年は父を大好きな温泉に連れて行って、ほんの少しですが親孝行をしよう。そんな温かな気持ちにさせてくれた今年の箱根駅伝でした。
(主任研究員 内山 敏哉)

(4)戸田ゼミの取り組み

第8回(12月11日)の報告
第8回は、第7回に引き続き、グループワークを行いました。2月の最終回に予定している政策研究所長への発表に向け、密度の濃い活発な意見交換が行われました。3グループそれぞれが、研究する3つの企画について役割分担し、一つひとつの企画をブラッシュアップしていくこととなりました。
第9回(1月29日)の案内
第9回は、2月の研究報告前の最後のグループワークということで、仕上げのための話し合いと共に、本番を意識したリハーサルを行います。「政策目的と政策目標の違いを意識する」という牧瀬先生のアドバイスを踏まえ、一年間の勉強の成果が発揮できるよう取り組んでいただきたいと思います。
日時:1月29日、午後6時から7時30分
場所:市役所1階 東側休憩室
(研究員 川田 哲朗)

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