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めるまが37(2013年11月12日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

企画する組織
自治体シンクタンクは「企画」に特化した組織としての役割があります。既に自治体の中には企画部門があります。しかし、多くの場合は企画ができていない状態にあります。相次ぐ長からの特命に忙殺されたり、関係部門との調整に追われたり、企画ではなく事業を実施している場合も少なくありません。企画部門に所属している当事者の中には、「企画ができてない」と思う方も多いでしょう。
企画の意味を辞書で調べると、「ある事を行うために計画をたてること。また、その計画」という意味があります。企画に重要なのは「計画づくり」です。ところが、企画部門が計画をしていないため、自治体政策は場当たり的な内容になってしまいます。ここで「政策」と書きましたが、実は政策というレベルではありません。その実態は、むしろ「事業」レベルになっています(なお、事業の価値を否定しているのではありません)。
企画部門の職員は「企画をつくっている」つもりでも、周りから見るとドタバタと動いている状況しか観察できず、その実態は事業に終始しているかもしれません。この現象は意外に多いものです。そうならないためには、自治体シンクタンクは「研究所」という名称をつけることにより、「企画に特化しているんだ」というニュアンスを内外に示しています。
自治体シンクタンクを設置しなくても、従前の企画部門が企画づくりをしてくれれば問題はありません。その意味では、企画部門の企画機能を充実させることが自治体シンクタンクを設置させることよりも大切です。ただし、昨今の様々な事情が企画部門を企画できない(企画をさせない)状況にしています。そこで自治体シンクタンクという存在が必要になってくるのです。
(政策形成アドバイザー 牧瀬稔

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

「スマートフォン等を活用した新たな市民参加に向けての研究」
2013年版情報通信白書によると、2012年末の携帯電話の世帯普及率は94.5パーセントで、この内スマートフォンの占める割合は49.5パーセントと前年比で約20パーセント増加しており、今後も普及率が高まることが予想できます。こうした状況を踏まえると、今後スマートフォンを活用して地域の情報を収集したり、発信していく動きが活発になると考えられ、こうした情報ツールへのニーズはより高まると考えられます。
また、本市では都市化の進展に伴う人口増加や転出入の割合の高さ等により、防災、防犯、環境問題等の都市部特有の地域課題を多く抱え、行政だけでは解決困難なものが増えつつあります。そこで、スマートフォンの特長を生かしたアプリケーションを開発・運用することにより、市民等から地域の身近な情報を提供していただくとともに、行政からの情報発信ツールとして身近な課題解決を図ることができるのではないかと考えます。
研究手法としては、文献調査や既存資料の収集し、他自治体や企業の取組調査を中心に進め、本市において実用できる施策を研究していきます。
なお、本研究は今年度中に最終報告書を取りまとめる予定でおりますが、研究内容を事業化する際には、行政で一方的にアプリケーションを開発するのではなく、市民からの意見を取り入れることを視野に入れております。
(研究員 長谷川昌之)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

0対26、二度の11連敗、首位から51.5ゲーム差、シーズン97敗……。
これらは、今年球団創立9年目にして初の日本一の栄冠に輝いた「東北楽天ゴールデンイーグルス」の初年度の歴史的大敗を示す記録の数々である。それ故、選手やファンたちにとって、悔しい思いが続いた中での日本一は感慨一入と言えよう。
正直、プロ野球の熱狂的ファンでない私には、「楽天=マーくん」くらいしか意識のなかった球団。しかし、シーズンも終盤になると、若い優秀な選手たちが、熱血司令官、星野仙一監督の下、チーム力を高めながら偽りでない実力を発揮するチームに成長していた。
いよいよ日本シリーズ第7戦。ジャイアンツファンである息子の友人家族とのテレビ観戦。しかし、決して喧嘩にはならなかった。釈然とはしないようだが、むしろ「日本一」という共通目標に向かって、楽天の選手一人ひとりが真剣な眼差しでプレーする姿を目の当たりにし、圧巻させられたのかもしれない。
震災から約2年8か月。明るい話題の少なかった東北地方の皆さんには、これとないプレゼント。星野監督は、優勝インタビューの第一声で、「東北のこどもたち、全国のこどもたち、被災者に、これだけの勇気を与えてくれた選手を褒めてやってください。」と男涙で選手たちを称賛した。スポーツは計り知れない力を秘めている。今シーズン、東北地方に開花した夢と希望の花を、来シーズンも咲かせることができるのか、被災地の皆さんの期待が花の蕾となって膨らんでいる。
(主任研究員 梶山浩)

(4)戸田ゼミの取り組み

第5回(10月24日)の報告
第5回は、「『A4』1枚アンケートで利益を5倍にする方法-チラシ・Dm・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる!」を読み、各自が概要をまとめたレポートを発表し、内容や市で導入する可能性等について意見交換を行いました。
「売れる広告」と「売れない広告」の差は、お客様の気持ちをよく理解し、チラシ・Dm・ホームページに反映できているか、できていないかの差であると述べられていました。また、著書の「A4」1枚アンケートでは形式的な質問ではなく、効果的にお客様の声を集め、自社の本当の魅力を探すことを目指していました。
市で行うアンケートを振り返ると、実態把握型や感想を単に求めるものが多く、今後の事業に必ずしも活かされていないのではないかと疑問に感じるものもあります。今回の手法を全て取り入れることはできませんが、市として使える手法にカスタマイズし、参考としていきたいと思います。
第6回(11月28日)の案内
今年度前半では、シティセールスやプロモーションを中心に学びました。第6回以降の後半では、他自治体の事例を基に、政策形成能力の向上を目指していきたいと考えております。
そこで、今回はシティセールスプロモーション自治体等連絡協議会の副会長自治体である静岡県小山町の事例を取り上げ、前例踏襲ではない柔軟な政策を考えていきたいと思っています。
日時:11月28日、午後6時から
場所:市長公室
また、この戸田ゼミでは、他自治体職員の方との交流の場としても機能しています。参加を希望される方は、お気軽にご連絡ください。
(研究員 柄澤映)

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