このページの本文へ移動
ページの先頭です。
トップページ > 組織からさがす > 市長公室 > めるまが33(2013年7月10日配信)

本文


めるまが33(2013年7月10日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

人財を育成する組織
過去の戸田市政策研究所の取り組みを振り返ると「人財を育成する組織」ということも言えるかもしれません。人財とは、職員が勤務する自治体にとっても、自治体の外にある主体(例えば住民や事業者など)にとっても善の成果をもたらす職員になります。さらに自治体のあり方や住民や事業者などの意識をも変革していく有能な職員という意味もあります。
戸田市政策研究所の人財育成の取り組みとして、「政策形成基礎講座」や「政策形成応用講座」に加え「戸田ゼミ」という活動があります。戸田ゼミは、次代の戸田市役所を担う主任相当職以下の職員を対象としており、月1回程度の開催を行っています。開始時間は業務終了後の18時からです。超過勤務手当の支給は行わず自発的な参加により実施されています。
戸田ゼミは参加者の双方向を基本としています。そして様々な角度から自由に意見交換をして、結論を導出しません。結論のない勉強会です。結論を求めないからこそ、発想が広がっていきます。今日、問題を解決するために最適解はありません。様々な可能性を検討していくことになります。その様々な可能性を考察するのが戸田ゼミの役割でもあります。
自主勉強会であるため、予算もありません。予算がないため、行政評価の対象となりません。そのため縮小や廃止ということもありません。一見無意味な勉強会が「次代」の職員を育成するには、有効的に機能していると思います。戸田市が持続的に前進していくためにも、「人財を育成する組織」としての戸田市政策研究所の役割は大きいものがあります。
(政策形成アドバイザー 牧瀬稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

1.市内交通の低炭素化に向けた電気自動車普及に関する研究
昨年度、政策研究所では政策支援として「市内交通の低炭素化に向けた電気自動車(以下「EV」という。)の普及」について、調査研究を行いました。
本研究は、市域全体の温室効果ガスを削減するため、ガソリン車からEVへと自動車を切り替え、戸田市に適した施策を展開することで低炭素型社会の実現を目指すものです。しかし、温室効果ガスの削減をめぐっては、国際公約として掲げた「2020年までに1990年比25パーセント削減」の目標が、東日本大震災後に火力発電を増やした影響などから達成が困難な状況となり、また、政権交代が行われるなど情勢が読めない状況での研究となりました。
このような中で、EVの長所・短所、国や他自治体の施策、民間企業で進んでいる取り組みなどを分析し、戸田市にとって有効な施策を報告書にまとめました。
総括として、EVは走行時に温室効果ガスを排出しない自動車として交通分野での低炭素化に寄与すること、また、有事の際に一般家庭への電力供給ユニットとなり、防災力強化が図れる点などから、今後普及に向けた取り組みを促進すべきと考えます。今後、本研究を生かし、低炭素化が進んでいくことを期待しております。
なお、報告書については、政策研究所ホームページに掲載しておりますので、詳しくはこちらをご覧ください。
(研究員 長谷川昌之)

2.シティプロモーション自治体等連絡協議会のご紹介
2013年8月に設立予定のシティプロモーション自治体等連絡協議会(以下、協議会)のHPが開設されましたので、ご紹介いたします。
協議会は、複数の自治体に加えて、株式会社時事通信社や株式会社Jtbコーポレートセールス、産業能率大学総合研究所なども参画することで、費用の分担だけでなく、シティプロモーションの推進に必要な知識や情報の交換と共有、研修会等の事業展開が期待できます。
正式な発足は来月となりますが、特に地方自治体の皆様には、ぜひ一度ご覧いただき、ご検討いただければ幸いに存じます。
(研究員 鈴木伸明)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

大学時代の友人が、蕎麦屋に嫁いだ。新宿御苑に新規出店し、夫婦二人三脚で切り盛りをしている。新宿御苑はオフィス街で、新宿駅からのお客さんの取り込みも期待できることから、飲食店同士の競争は激しい。さらに、同業も多数いることから、その中でいかにして顧客を取り込んでいくのか、ターゲット絞り、メン密な蕎麦屋の経営戦略をたてなければならないのでは、と生意気に思っていた。手打ちそば、厳選された地酒、旬の食材、季節に合わせた彩り豊かな「柚子切り」「桜切り」で評判は上々。私もたまに大学時代の友人たちとそこで飲んだりもしている。
ネット上の評判を覗いてみると、味はもちろんだが、夫婦の人柄についてコメントされていることが多い。たしかに、大学時代から人と接する時の対応は素晴らしかったように思う。その味と信頼で顧客を満足させ、自然と固定客にしているようだ。
この話を行政に置き換えるとどうだろうか。「味」は政策で、「信頼」は職員のサービス、「顧客」は市民であろうか。
果たして自分自身は、周囲に信頼を築けているのだろうか。ふとそんなことを思った今日この頃。
(研究員 柄澤映)

(4)戸田ゼミの取り組み

第2回(6月27日)のご報告
本年度、自主勉強会戸田ゼミでは、「シティセールス」をテーマに取り組んでいます。
第2回では、戸田市政策研究所の牧瀬アドバイザーより「シティセールスのススメ」をテーマにご講義いただきました。「シティセールスの現状」と「メインターゲットはどこか」、そして「顧客視点の戦略性」の3点を中心に、戸田市が今後どのような取組を進めていけばいいのか、今後戸田ゼミ生が考えていく上でのヒントがたくさんちりばめられた内容でした。
第3回(8月23日)のご案内
第3回は、シティセールスにおける戸田市の現行計画である「戸田市シティセールス戦略」について各自評価し、A4紙1枚にまとめたレポートを発表した上で意見交換する予定です。
日時:8月23日、午後6時から
場所:市役所5階大会議室A
また、この戸田ゼミでは、庁外の方との交流の場としても機能しています。参加を希望される方は、お気軽にご連絡ください。
(研究員 鈴木伸明)

ご意見をお聞かせください
お求めの情報が十分掲載されていましたか?
掲載情報について
ページの構成や内容、表現は分かりやすいものでしたか?
ページ構成、内容について
この情報をすぐに見つけることができましたか?
情報の見つけやすさ
(注釈1)いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますので、ご協力をお願いします。
(注釈2)ブラウザでCookie(クッキー)が使用できる設定になっていない、または、ブラウザがCookie(クッキー)に対応していない場合はご利用頂けません。

ページトップへ