このページの本文へ移動
ページの先頭です。
トップページ > 組織からさがす > 市長公室 > めるまが32(2013年6月10日配信)

本文


めるまが32(2013年6月10日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

連携する組織
前回は、戸田市政策研究所の一つの役割に「チャレンジする組織」があるということを言及しました。研究所が「チャレンジしよう」と意識を持つことで、その活動は多方面に広がっていきます。その一つの成果に「連携する組織」があります。様々な主体と連携していくところに、自治体シンクタンクである「戸田市政策研究所」の存在意義もあります。
戸田市政策研究所は法政大学大学院や目白大学など、大学との連携に取り組んでいます。同研究所が寄付講座を開催したり、中長期のインターンシップを実施したりして、現場の息吹を大学(院)生に伝えています。一方で、大学の「知」を活用し同研究所の政策研究に反映させていくため、共同で調査研究も進めています。双方の利点を生かした取り組みです。
「複雑系の科学」という学問領域には、「創発」という専門用語があります。創発とは、「多様な専門領域や思考を持った人たちが、お互いに影響し合っているうちに、新しい価値が化学反応的に内側から創出されること」を意味します。様々な異なった主体が連携することで、新機軸が登場することを意味しています。「連携から創発」がキーワードです。
創発という観点で考えると、戸田市政策研究所は、もっと様々な主体と連携を進めていってもいいかもしれません。例えば、地元で活動している商工会や信用金庫、警察署などが思い浮かびます。さらに新聞社やシンクタンクをはじめ、様々な民間企業も考えられます。戸田市役所「外」の主体と連携することで、新しい自治の姿が見えてくるかもしれません。
(政策形成アドバイザー 牧瀬稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

1.6月8日発行の週刊ダイヤモンドに掲載されました!
「特集2 2040年全国市町村財政貧乏度ランキング」の中で、戸田市政策研究所が実施した急速な高齢化に対する研究活動とその後の施策が「先手必勝の対策」として紹介されています(p116)。今後も、中長期的視点を要する課題に対して積極的に取り組み、計画的で効率の良い市政運営に資するよう研究に励んでいきます。
2.2013年度研究内容の紹介その1(全4回)
研究テーマ「戸田市におけるシティセールス、今後の方向性について」(2年目)
本研究は、地域活性化や地域ブランドについて多くの実践事例やノウハウを持つ法政大学地域研究センターと連携し共同研究を行うことで、戸田市のシティセールスにおいて、プロモーションの対象や手法等の具体化、関係団体や民間との連携のありかたなど、戸田市のシティセールスの今後の方向性を明らかにすることを目的としています。
研究1年目の2012年度は、現行の「戸田市シティセールス戦略」の課題を整理し、さらに戸田市の地域資源=「住環境資源」の優位性について基礎調査を実施しました。また、市民や庁内各部署に対してヒアリング調査等を実施し、戸田市内部の現状把握も行い、中間報告を行いました。
2013年度は、戸田市のブランド対象としての住環境資源を具体的に示すとともに、シティセールスの推進に不可欠な庁内組織における戦略を浸透させる仕組みや、市民の地域愛着、プロモーション手法についても考察し、今後の「戸田市シティセールス戦略」の推進の方向性を明らかにしていきます。
(研究員 鈴木伸明)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

私は4月から政策研究所の研究員となり、まちづくりについて研究していくことになりました。以前、所属していたコミュニティ推進課においても、人と人を結び、地域を活性化するためのまちづくり(まちづくり協議会設立)について、地域の主に町会関係者と話し合いを重ねてまいりました。これが思うように話が進まず、結局、成果を1つも挙げられず異動になる結果となってしまいました。(担当の皆さん、申し訳ございませんm(_ _)m)
私は上手く進められなかったのは、相手方(町会関係者)がデメリットばかりに執着し、話し合いにならなかった、ことを原因にしていました。しかし、先月、初めて参加した自治体総合フェアの基調講演で「地域活性化」を題材にした講演を拝聴しましたが、その先生が「地域活性化を行政が進める際、少なくとも担当者が皆、同じ方向を見ていなければ、絶対に成功しない。」とおっしゃっていた言葉を聞いて、「これだ!」と感じました。
私たちは以前に策定されていた計画を頼りに、担当内で議論することもなく、同じ方向を見ている、と思っていただけでした。後日、前職場の後輩に講演の話を伝え、成功に導くようお願いしたところです。
これから研究員として、この講演での言葉を常に自分に問いながら、まちづくりの一翼を担えるような研究をしていきたいと思います。
(主任研究員 内山敏哉)

(4)戸田ゼミの取り組み

第1回(5月30日)の報告
第1回目は、戸田市政策研究所長である山田一彦副市長から「戸田ゼミ生に期待すること」と題して、ご講義をいただきました。
将来にわたって持続的な発展を目指すためには、状況に合致した政策を展開していかなければならず、戸田市が選ばれる自治体として持続していくためには「政策」で勝負していく他ないとの話がありました。また、戸田ゼミ生に求めるものとして、「志のある職員」「強い意志を持った職員」「チャレンジ精神のある職員」の3つの思いを持ち続けた職員であってほしいとの話があり、ゼミ生の心に響いていたようです。
第2回(6月27日)の案内
第2回は、戸田ゼミの座長であり、研究所の政策形成アドバイザーである牧瀬先生から「シティセールスのススメ」についての公開講座を予定しています。「なぜ自治体でシティセールスをする必要があるか?」等、講座を通じて自分の業務を振り返る機会にしたいと考えております。
日時:6月27日、午後6時から
場所:市役所5階501会議室
(研究員 長谷川昌之)

ご意見をお聞かせください
お求めの情報が十分掲載されていましたか?
掲載情報について
ページの構成や内容、表現は分かりやすいものでしたか?
ページ構成、内容について
この情報をすぐに見つけることができましたか?
情報の見つけやすさ
(注釈1)いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますので、ご協力をお願いします。
(注釈2)ブラウザでCookie(クッキー)が使用できる設定になっていない、または、ブラウザがCookie(クッキー)に対応していない場合はご利用頂けません。

ページトップへ