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めるまが30(2013年2月12日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所研究員の徒然
(3)戸田市政策研究所の活動紹介
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

自慢と反省
たまには自慢させてください。私が担当した職員研修等の感想を紹介します。「ポイントをおさえ、視覚に訴える講義であったのでわかりやすくよかった」や「的確な話しぶりに加え、こぼれ話が面白く長時間の話を飽きさせない工夫が感じられた」とあります。また「余談をまじえつつ、教材もバランスよく使ってテンポのよい講義だと思った」もありました。
引き続き自慢です。別の研修では、「具体的でわかりやすい講義内容と講師の方の軽妙なお話でとても惹きつけられる講義でした」や「講師の先生の話はおもしろく、最後まで飽きることなく、分かりやすく話をしてくださいましたので、良い意味で期待を裏切っていただけ、本当に満足しています」というコメントもありました。好評でよかったです。
中には「言うことのない最高の研修だった。また先生とお会いしたい」というお褒めの言葉もいただいています(私のことを「先生」と呼ばないで下さいね。まだまだ「なんちゃって」と自認しています)。こういう研修後のアンケートって、基本的に否定的な意見は書けないので、皆さん私に下駄を履かしてくれているのだと自覚しています(心遣いに感謝)。
反省もあります。それは「もう少しゆっくり話していただけると聞き取りやすかった。テンポ良く感じる人もいたようだが、個人差があるようだ」という感想に集約されます。「あれもこれも伝えたい」と思うと、どうしても、話すスピードが速くなってしまうのです。これが私の課題であり今後の改善点です。これからも元気づける研修を実施していきます。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所研究員の徒然

我が国は本格的な人口減少時代に突入し、少子高齢化の進行や生産年齢人口(15歳~64歳)の減少が地域における喫緊の課題となっている。特に、担税能力のある生産年齢人口の減少は、地域経済の衰退を招くばかりか、自治体財政を潤沢にする上での税収確保に暗い影を落とす。
総務省が1月28日に発表した「住民基本台帳人口移動報告(2012年結果)」ば、埼玉県は7年連続で人口転入超過であり、東京都に続いて全国で2番目に転入超過数が多い。とりわけ進学や就職により15歳から24歳の年齢層や、子育て世代の転入のうち0歳から4歳の転入超過が目立っている。
埼玉県内で転入超過数が多い自治体は、さいたま市が4,704人で全国第6位、川越市が1,825人で全国第12位、戸田市は1,633人(転入者8,519人、転出者6,886人)で全国第15位にランキングされる。上位に人口規模の大きい東京23区、政令指定都市、中核市及び特例市が名を連ねる中、人口12万8千人の戸田市のランキング入りは驚異的と言えよう。公表されている20 位までの転入超過数を人口で除すと、戸田市は1.27パーセントで、「千葉ニュータウン」のある千葉県印西市の1.59パーセントに続き全国第2位と試算される。
いかに転出者を食い止め、転入者を定住人口に結び付けていくか。自治体間の人口争奪戦が繰り広げられる中、人口流動の特性を詳細に分析し、ニーズを的確に捉えた施策を展開できる自治体こそが、勝ち組になるのであろう。
(主任研究員 梶山 浩)

(3)戸田市政策研究所の活動紹介

戸田市政策研究所シンポジウムのご案内
政策研究所では、2013年3月19 日午後1時30分より戸田市役所大会議室にて、「戸田市政策研究所シンポジウム~政策開発の手法と実践2013~」を開催します。
シンポジウムでは、市民・関係団体・職員等に政策研究所の2012年度の研究成果の報告を行います。職員による研究報告だけでなく、2012年度に2つの大学と実施した共同研究の成果報告も実施し、政策開発の手法について共通理解を図り、今後の市政運営に活かすことを目的としています。
詳細は、2月15日以降に政策研究所HPでご案内いたしますので、参加を希望される方は、お気軽にご連絡ください。
(研究員 鈴木 伸明)

(4)戸田ゼミの取り組み

第8回(1月29日)のご報告
第8回は、「“企業誘致に関する書籍”を読み、A4紙2枚にまとめて発表する」という課題で、個人の発表と議論を行いました。
参加人数はやや少なめではありましたが、外部参加の方や経済振興課の職員にも議論に参加していただき、戸田市の産業振興からブランド力の向上まで、様々な意見をいただきました。市の魅力の向上のためには、「まちを良くしたい」という職員の熱意が不可欠であると強く感じました。
第9回のご案内
今年度最後の開催となる第9回は、外部講師を招いての講演及び意見交換を行う予定です。開催日時は2月22日を予定していますが、変更になる場合もございますので、詳細はお問い合わせください。テーマは引き続き、経済振興関連での開催を予定しています。
ご案内
戸田ゼミは、自由参加型ゼミです。1回限りの参加でも結構です。外部の方でも結構です。興味がおありの方はお気軽にお問い合わせください。
(研究員 冨田 涼二)

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