このページの本文へ移動
ページの先頭です。
トップページ > 組織からさがす > 市長公室 > めるまが27(2012年11月15日配信)

本文


めるまが27(2012年11月15日配信)

掲載日:2016年5月24日更新

~今月の目次~
(1)政策形成アドバイザーの徒然
(2)戸田市政策研究所の活動紹介
(3)戸田市政策研究所研究員の徒然
(4)戸田ゼミの取り組み

(1)政策形成アドバイザーの徒然

自治体の「差」
先月に続いて、自治体職員について思ったことです。ある事業の話をA市にもっていきました。A市の担当者は、「それは本市にとってもいい話ですね。ただ、いくつか課題もあります。この課題を解決するために、一緒に考えていきましょう」(趣旨)という回答でした。前向きな姿勢であり、例えその事業が実現しなくても、私はきっと納得すると思います。
A市が前向きな捉え方でしたので、(調子に乗って)同様な話をB市にももっていきました。B市の担当者は「それはできません。そもそもその体制がありません。無理です」(趣旨)という返事でした。もちろん、B市の事情はあるとは思います。けど、A市のような前向きさは、まったく見られません。ここにA市とB市の「差」を垣間見た思いでした。
B市は、すぐに「できません」という回答でした。それができるかできないかを決めるのは、実は担当者ではなく決定権者になります。担当者で勝手に判断してしまうことも、少し残念でした(ある意味「公務員らしい」とも言えるのですが・・・)。一方で、A市の担当者は、その話をチャンスとして捉えて、「どうすれば実現できるか」と考えます。
ここに何とも言えない「差」を実感しました。本当に言葉として表現することの出来ない「差」です。そのような職員がいるA市は、先進的な地方自治体になりつつあります。この数年間で知名度も向上しています。この「差」は、少しずつ広がっていきます。5年後、10年後には大きな「差」となっているでしょう。この「差」に気づく時期にきています。
(政策形成アドバイザー 牧瀬 稔)

(2)戸田市政策研究所の活動紹介

2012年11月「市内交通の低炭素化に向けた電気自動車普及に関する研究」
8月に配信した「めるまが」Vol.24でも紹介しましたが、政策研究所では、「市内交通の低炭素化に向けた電気自動車(以下「EV」という。)の普及」について研究しています。これは、市域全体における温室効果ガスを削減するために、ガソリン車からEVへと自動車の切り替えを推進することにより、低炭素型社会を目指していくものです。
現在温室効果ガスの削減をめぐっては、国際公約として掲げた「20年までに1990年比25パーセント削減」の目標が、東日本大震災後に
火力発電を増やした影響等から達成が困難な状況です。そのため、環境対策は喫緊の課題とされ、グリーン成長戦略の策定や、環境に配慮した軽自動車より小さい「超小型モビリティ」の導入促進に向けた準備が進んでいます。このような状況を勘案すると、引き続き国の動向を注視して施策を研究する必要があります。
戸田市においては、庁内EVの導入や急速充電設備の設置、EVの導入補助金等を実施しており、周辺自治体と比べても低炭素化に向けた取組を積極的に行っています。今後、国の動向を把握するとともに、他の自治体や民間の事例も参考にし、戸田市に適した取組は何かを研究していきます。
本研究は8月末までに結論を出し、可能であれば来年度の事業化を目指していました。しかし、国のエネルギー戦略が策定途中であり、来年にかけて大きな変化が予想されることから、来年3月まで延長して研究を続けていきます。
(研究員 長谷川 昌之)

(3)戸田市政策研究所研究員の徒然

早いもので、今年も残りあとわずかとなりました。これから忘年会や年賀状書き、年末の大掃除など、公私ともに何かと忙しくなります。
掃除といえば、あまり得意ではない私ですが、気を付けていることが2つあります。1つは、いらないものはすぐ捨てる、ということです。「いつか役に立つかも」と思って取っておいた物や資料などは、大抵役立つときがこないものです。
もう1つは、掃除を大掛かりな作業にしないことです。掃除を始めるのが億劫になるのは、始めると時間がかかり、労力を使いそうだと思うからです。そこで日頃から、机や身の回りが少し乱雑になってきたと感じたときに、こまめに書類整理や掃除をするようにしています。少しの時間でできる作業を10回分溜めると、作業時間が10倍になってしまうため、億劫になるのも当然です。
普段、忙しい日々を送っている人こそ、年末の大掃除は、気分も一新するよい機会だと思います。掃除ついでに1年を振り返り、心の整理をしてみるのもいいかもしれません。
(研究員 佐藤 真由美)

(4)戸田ゼミの取り組み

第6回(11月30日)のご案内
第5回は、「戸田市の産業政策に関する政策提言」について、ゼミ生各自が取り組みを発表しました。第3回の輪読から第4回の商工会青年部とのディスカッションを各自の考えをまとめる取り組みでした。
続く第6回では、公開講座を行います。「自治体経営と産業振興」と題し講師にRipリサーチ&コンサルティング代表の長谷川氏をお招きして講演会を開催いたします。ゼミ生は、これまでの取り組みを踏まえ、よりマクロな視点や、講師の専門的な経験談などを聴き、さらに考察を深めていく機会としていきます。
日時:11月30日、午後6時~
場所:市役所5階大会議室
ご案内
戸田ゼミは、自由参加型ゼミです。1回限りの参加でも結構です。外部の方でも結構です。興味がおありの方はお気軽にお問い合わせください。
今年度も、戸田ゼミでは外部団体等との交流会を募集しております。また、個人でのご参加もお待ちしております。
(研究員 鈴木 伸明)

ご意見をお聞かせください
お求めの情報が十分掲載されていましたか?
掲載情報について
ページの構成や内容、表現は分かりやすいものでしたか?
ページ構成、内容について
この情報をすぐに見つけることができましたか?
情報の見つけやすさ
(注釈1)いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますので、ご協力をお願いします。
(注釈2)ブラウザでCookie(クッキー)が使用できる設定になっていない、または、ブラウザがCookie(クッキー)に対応していない場合はご利用頂けません。

ページトップへ