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水道水におけるPFAS(有機フッ素化合物)について

掲載日:2023年6月29日更新

戸田市では、水道水の安全性確保のため、定期的な水質検査を実施しています。

現在、一部の井戸水や河川などでPFAS(有機フッ素化合物)と呼ばれる化学物質の検出が報道されておりますが、戸田市の水道水は国が定める暫定目標値を下回っているため、安心してご利用いただけます。

本ページではPFASについてご説明します。

また、PFASのことが簡単にわかる概要版を作成しました。以下からご覧いただけます。

1分でわかるPFASまとめの画像

1分でわかるPFASまとめ [PDFファイル/336KB]

PFASとは

PFASとは、主に炭素とフッ素から出来た化学物質の総称です。水や油をはじく効果がある上、熱に強い特性を持つことから、撥水剤、泡消火剤、コーティング剤等に用いられています。PFASの中でもPFOS、PFOA、PFHxSは分解されにくく、体に蓄積されるため、国内外において製造・使用等が規制されています。

健康への影響

世界的にもまだ研究段階にあり、その有毒性は明確ではない状況です。現在、国では専門家会議を設置し、科学的根拠に基づく総合的な対応を検討しています。

水質基準

日本では、令和2年4月にPFOS及びPFOAが「水質管理目標設定項目(下記のピラミッド図中段)」に位置づけられ、 合計値で1リットルあたり50ナノグラム以下という暫定目標値が定められました。

なお、PFHxSの目標値については、令和5年度時点で定められていません。

戸田市では令和3年度から、PFOS及びPFOAの検査を実施しています。

水質検査ピラミッド図

水質検査状況と検査結果​

戸田市では、水質検査を以下のように実施しており、いずれも暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)を超過するPFOS及びPFOAは検出されていません。

なお、検査は暫定目標値の10分の1(1リットルあたり5ナノグラム)まで分析できる方法で実施しています。

検査地点

原水(消毒前)3か所、給水栓水(消毒後の蛇口)3か所

検査項目

PFOS及びPFOA

検査頻度

年1回(9号井戸は年に2回実施)

検査結果(令和4年度)

検査結果(令和4年度)
採水種別 採水地点 暫定目標値 検査結果 検出値
原水 中部浄水場系井水混合水 50ナノグラム以下 問題なし 5ナノグラム未満
原水 西部浄水場系井水混合水 50ナノグラム以下 問題なし 5ナノグラム未満
原水 9号井戸 50ナノグラム以下 問題なし 5ナノグラム未満
給水栓水 後第2公園 50ナノグラム以下 問題なし 5ナノグラム未満
給水栓水 川岸公園 50ナノグラム以下 問題なし 6ナノグラム
給水栓水 番匠免公園 50ナノグラム以下 問題なし 5ナノグラム

注釈1:暫定目標値及び検出値はいずれも1リットルあたりの値です。

注釈2:9号井戸の検出値は1回目及び2回目において5ナノグラム未満です。

PFOS及びPFOAをはじめとする水質検査結果については、水質検査結果トップのページからご覧いただけます。

今後について

PFOS及びPFOAについては、引き続き検査を実施していきます。現時点で明確な目標値等が定められていないPFHxS等の化学物質については、近隣の検出状況の把握や最新の科学的知見の収集に努め、注視していきます。今後も水源及び水道水の水質監視を行い、市民のみなさまへ安心で安全な水道水を供給していきます。


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