みどりパル活動報告(日誌2024年10月)
彩湖自然学習センターのスタッフが、講座や季節の話題の情報発信をしています。
講座「彩湖周辺の自然観察とカヌー体験2」
開催日:2024年10月5日(土曜)
天気:曇後雨
9月までの暑さがどこに行ってしまったのかと思うような天候となりました。しかし、講師も参加者も元気いっぱい準備体操、パドルの持ち方、漕ぎ方、カヌーの乗り方を覚えいざ出発です。
軽やかに漕ぎ出した一番手の後に次々にスタートました。岸辺で講師よりカヌーの進め方、止まり方、後ろへの下がり方を教えていただきました。
全員が自由自在にカヌーを操れることを確かめた後、反対岸に向かいます。対岸であたりの自然を楽しんだ後、彩湖の真ん中あたりにかかる管理橋の下へ移動しました。
このあたりで雨がポツポツ降ってきました。終了の予定時間が近づき皆さんスタート地点に戻ってきました。今回は、いつ雨が降るか分からない状況のため、講座の初めに予定していた自然観察は中止し、カヌー体験のみとしましたが、結果的にはあまり雨が降らないうちにカヌーに乗れて良かったという感想が多かったです。
講座「昆虫ウォツチング:秋」
開催日:2024年10月13日(日曜)
天気:晴
朝夕がめっきり涼しくなり秋の気配が濃厚になってきました。しかし、本日は暑さがぶり返し参加者には厳しい状況ですが、昆虫たちは元気いっぱいです。講座は講師より参考文献の紹介と本日の見所の紹介でスタートしました。
網の使い方を教えていただき、早速フィールドに繰り出しました。オンブバッタ、オオカマキリ、イチモンジセセリ等が出迎えてくれました。センター周辺は、クスノキが増えていてアオスジアゲハが良く飛んでいますが、道沿いの葉の上には幼虫たちの姿があちらこちらに見えます。
センターの壁には、ジャコウアゲハの蛹やハラビロカマキリの卵鞘がありました。学習室に戻り講師より参加者が採集した昆虫の名前の紹介がありました。その後、ほかの皆さんが採集したものを見て回り今回の講座を修了しました。
講座「秋の星をさがそう」
開催日:2024年10月13日(日曜)
天気:晴
今回の観察会は、彗星を見ることを想定していつもより1時間早く開始しました。室内で映像解説と双眼鏡の使い方をレクチャーしている内に彗星の姿が見えてきました。屋上に集まった参加者は、初めて見る尾をひく彗星の姿に大歓声があがりました。
彗星が沈んだ後、室内で月や土星、星座のお話、星座早見盤の使い方のお話がありました。その後2回目の観察を行いました。月のクレーターや土星の輪を観察しました。土星は来年輪の消失を控え大変細くなって見えました。
物語の星座も姿を見せていて星座早見盤と懐中電灯を手に、秋の星座物語に思いをはせて観察していただきました。
今回は、観察できるかやきもきする中でしたが、主催者としては彗星の姿を皆さんに観察していただけ大変うれしいかぎりでした。
講座「植物ウォッチングにでかけよう:秋」
開催日:2024年10月27日(日曜)
天候:晴
予報より良い天気になり植物ウォッチングに最適なコンディションになりました。センターを出て5分ほど歩くと彩湖畔です。まず出迎えてくれたのは、セイタカアワダチソウのひときわ目立つ黄色の花です。ここから少し下流に進むとセンニンソウとアキニレ、少し離れた所にアカメガシワの木が繁茂しています。
イシミカワの実は鮮やかなブルーで緑をバックに大変目立ちます。
センター敷地内に戻り四角池の中にヒメガマを見ることができます。今年は他の植物に遠慮して少しだけ穂を見せています。ミニ彩湖にはヒシがありいつもの年は水面全面を覆うほどの生長を見せますが今年は細々と生育しています。
作に進むとサクラタデが名前のようにピンク色の花を咲かせ群落になっていて見ごたえがあります。
その横にはミズヒキが赤い鮮やかな花を咲かせ、ミニ彩湖の出口あたりには黄色い花を咲かせるヤブツルアズキがありました。秋の彩湖畔は色とりどりの花があり、ゆっくり鑑賞すると心が落ち着きます。植物ウォッチングは、秋と春の2回開催していますので、春の花が咲くころ皆様ぜひご参加いただき自然を堪能しましょう。