最新号「カワセミ通信2025年3月号」
カワセミ通信は、彩湖自然学習センター(みどりパル)が発行する情報紙です。彩湖自然学習センターで開催される講座や彩湖で観察できる様々ないきものたちの情報を掲載し、ほぼ毎月発行しています。ホームページ・館内配布のほかに、市内の小学校に通う家庭や市内中学校に配布しています。
最新号「カワセミ通信2025年3月号」の内容
カワセミ通信2025年3月号 [PDFファイル/802KB]
季節のいきもの:おしゃれをするサギたち
彩湖の真ん中あたりにある中の島にはサギ山(営巣地)があり、毎春たくさんのサギたちがここで繁殖、子育てをします。まだ寒い早春、恋の季節がやってくる大人のサギたちはつがい(結婚相手)を得るためにおしゃれをします。体にきれいな飾り羽をまとったり、くちばしや目の先、足の一部などが一時的に鮮やかな色に変わったりするのです(これを婚姻色といいます)。自分を少しでもよく見せようとするのは鳥も同じなのですね。この婚姻色はサギの種類によって色や出るところが違います。どのサギがどんなお化粧をするのか観察するのも楽しいです。婚姻色はカップルが成立すると徐々に消えていきます。6月頃まで見られるので近くでサギを見る機会があったら、ぜひじっくり観察してみてください。(A,T)
ダイサギ:目先が青緑色、目は赤みをおびる。きれいな飾り羽が出る
コサギ:目先がピンク色になり、飾り羽が出る、黄色い足は赤くなる
アオサギ:くちばし、足が赤みをおび、飾り羽が出る(この写真は赤みが少ない)
チュウサギ:目が赤みをおびる
アマサギ:頭から胸と背の飾り羽が橙黄色になる(冬は白い)。目や目先、くちばしも赤みをおびる
番外編:カワウ:頭の毛が白くなる