このページの本文へ移動
ページの先頭です。

本文


最新号「カワセミ通信2024年11月号」

掲載日:2024年10月31日更新

カワセミ通信は、彩湖自然学習センター(みどりパル)が発行する情報紙です。彩湖自然学習センターで開催される講座や彩湖で観察できる様々ないきものたちの情報を掲載し、ほぼ毎月発行しています。ホームページ・館内配布のほかに、市内の小学校に通う家庭や市内中学校に配布しています。

最新号「カワセミ通信2024年11月号」の内容

カワセミ通信2024年11月号 [PDFファイル/970KB]

カワセミ通信2024年11月号1ページカワセミ通信2024年11月号2ページ

季節のいきもの:タデ科植物の勢い

11月頃にもなると、草木は葉を落とし、実をつけ、春の準備にとりかかるものですが、年々センター周辺も温暖化が進み、花をつけている光景が長く見られます。

今回は、温暖化の影響化でのセンター周辺のタデ科の植物を紹介したいと思います。

最近、センター周辺でのタデ科の植物は、ミニ彩湖木道際やクヌギ林の縁など日照時間が限られるところに多く見られます。

主にタデ科イヌタデ属のサクラタデ、ミズヒキ、イシミカワやソバカズラ属のイタドリなどです。

サクラタデ:ミニ彩湖の南側木道際でひっそい咲き誇る花はサクラの花に似て美しい限りです。

ミズヒキ:サクラタデとほぼ同じ所に生育しています。葉の付け根の小さく細い花穂は上から見ると赤く、下からは白く見えることから紅白の水引に例えた名前がついたようです。

イシミカワ:つる性の1年草で、葉が三角形、茎にとげがあり直立の植物などにからみついて生長します。

イタドリ:湿地よりむしろ、乾いた荒地や斜面などに生える雌雄異株の多年草です。花を付けるのは雌株で、この世にまれな形をしている花なのでよく見て欲しいです。

最近の高温多湿の気候変動化、センター周辺の植物も年々と多種多様な外来生物が増えつつある中で、今まで見られなかった在来植物たちも多く見られるようになってきています。

ぜひ、センター周辺に足を運んでいただき、珍しい植物たちを観察していただければと思います。なお、蕎麦、藍などもタデ科の植物なんですよ。(T,W)


ページトップへ