[記者発表資料]水道メータ検針員が「迷い人」発見に協力
迷い人の早期発見に向けた事業協力
内容
戸田市内では、認知症等による行方不明者の情報が多く寄せられており、市としても蕨警察署からの協力依頼に基づき、防災行政無線などによる迷い人の発見に関する情報提供を実施しているところです。この度、その体制をさらに強化するため、水道事業の検針員等による協力体制を、新たに構築します。
戸田市水道事業では、水道料金の検針徴収業務のため、ほぼ毎日13名の検針員が市内の各家庭、事業所を回って水道メータの検針を行うとともに、他にも40名の職員が引越し精算、水質検査等のため市内を巡回しています。そこで、蕨警察署より行方不明者の捜索依頼があったときに、行方不明者の特徴などの情報を検針員等の携帯電話にメールで一斉配信し、捜索に協力する仕組みを構築します。市内を熟知している検針員が「路上に当てはまる人がいないか」、「検針先の敷地内に迷い込まれていないか」、などを気に留めて業務に臨むことで、行方不明者を発見できる可能性が大幅に向上します。そして、発見した場合には、上下水道部より蕨警察署へ通報する体制を構築することにより、迷い人早期発見への一助となり、市民の見守りサービスの一層の向上に寄与できるものと考えます。
なお、戸田市と検針員等を雇用する民間事業者とは、既に「要支援者の早期把握のための事業協力に関する協定書」を締結しており、本件の実施については、この協定を拡充し行うものです。