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第44回 市長の全力!まち取材

掲載日:2025年3月1日更新

参 合同会社

所在地:戸田市上戸田1-21-23 商工会館 2 階 212

室内で安全に飛ばせるドローンの操作を通じたプログラミングを学ぶ教室「DROCRE -ドロクレ-」を運営する。2024年4月に戸田市で起業。商工会の起業支援センター「オレンジキューブ」に入所し、事業の運営や教室を開催している。プログラミング教育事業のほか、保育園や学校などでのドローン空撮事業なども展開中。

プログラミングとドローンを楽しく学べる教室

今回は、子どもたちがドローンを活用してプログラミングを楽しく学べる教室を開講している「参 合同会社」を取材しました。プログラミング教室「DROCRE ‒ドロクレ‒」は小学生向けの教室で、室内で安全に飛ばせるドローンを操作しながら、楽しくプログラミングを学べる、全国的にも珍しい教室を市内で実施しています。ブロック型に置き換えたプログラミング言語をパズルのように組み合わせてドローンに指示を出す、初歩的なプログラミングから、高度なプログラミング言語の学習まで、幅広く教えています。一度で正確なプログラミングをすることが目的ではなく、どう修正すれば正解を導きだせるかを考えてチャレンジすることを大切にしています。「試行錯誤を繰り返して最適な答えに導いていくような教育ができるので、子どもの空間認知能力や問題解決能力が自然に鍛えられます」と語る、代表の高橋 李央(たかはし りお)さん。実際にプログラミングとドローンを体験した子どもたちは「もっとやりたい」「次の授業が楽しみ」と夢中で取り組んでいるそうです。

ドローンを操縦する市長

ドローンをリモコンで操縦することもできます。

起業支援センターの充実したサポートを活用

「DROCRE ‒ドロクレ‒」の運営会社は、昨年4月に起業したばかりのフレッシュな会社です。市民の平均年齢が若くて子どもも多く、全国に先駆けてICT教育の充実にも力を入れている戸田市であれば、プログラミング教育やドローンとの親和性が高いと判断し、市内での開業を決意したそうです。会社の拠点は、スタートアップ企業へのサポートが充実する商工会の起業支援センター「オレンジキューブ」にあります。この施設では、中小企業診断士など起業に関わる専門家のサポートや助言を受けられるほか、創業期のオフィスを安価な賃料で借りることができます。執行社員の青木(あおき) なつみさんは「創業期の助成金など細かい制度についても専門家へ気軽に相談でき、本業の拡大に専念できるのも魅力的です」とのこと。今後も、市内で新たなビジネスが次々と生まれてくるのが楽しみですね。

オレンジキューブの看板

商工会館内に入る「オレンジキューブ」では多くのビジネス支援が受けられます。

ドローンをプログラミングを教わる市長

床にセットされたマス目の指定された位置までドローンを動かすプログラミングをやってみました。1回目の動きを見ながら数値を微修正して、試行錯誤していきます。プログラミングの結果がすぐに目の前で動いて表現されるのは、ゲーム感覚で楽しいです。

あいパルでのイベントの様子

上戸田地域交流センター(あいパル)や東部福祉センターなど、市の公共施設でドローン無料体験会を行ったこともあります。ドローンレース体験会を実施した時は、子どもたちが計150人以上も詰めかけたほどの人気イベントだったそうです。

取材を終えて

市では児童・生徒が1人1台のタブレット端末で学べる環境をいち早く整備し、全小中学校に電子黒板を導入するなど、ICT環境の充実に継続的に取り組んでいます。変化の激しいこれからの時代は、自分で課題を見つけて試行錯誤し挑戦していく主体的な学びが重要になってきます。ドローン操作やプログラミングに習熟した人材もこれからますます必要になっていくでしょう。ドローンとプログラミング教育を組み合わせた意欲的な取り組みは、まさに時代の要請に合ったものだと実感しました。


参 合同会社さん、ご協力ありがとうございました!

参合同会社と市長の記念写真


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