第27回 市長の全力!まち取材
戸田フーズ株式会社
1993年に創業し、今年で創業30年目を迎える食品製造を行う企業です。主にお弁当、おにぎり、調理パン、麺類などを製造し、ファミリーマートに供給しています。中食メーカーとして「良品づくり」を基本方針とし、徹底した衛生管理のもと、お客さまに安心・安全を届け、「おいしい」と満足してもらえる商品づくりを日々追求しています。
創業30年、商品開発から製造まで手掛けるデイリーメーカー
いつでもどこでも手軽に買えて便利な、コンビニのおにぎりやお弁当。その商品をつくっている工場が、戸田にあることをご存じでしたか? 今回市長が取材したのは、ファミリーマートのお弁当などの製造を手掛ける、戸田フーズ株式会社。まずは商品づくりについて、社長の柴田 尚彦(しばた なおひこ)さんにお話を伺いました。戸田フーズでは製造だけでなく、商品開発も行い、自社で開発したものがヒット商品になることも。人気商品の「和風ツナマヨネーズ」、「鮭はらみ」、「SPAMむすび」はなんと全て戸田フーズで開発したものだそう!おにぎりの人気No.1は「和風ツナマヨネーズ」。「SPAMむすび」は一昨年発売してから爆発的に売れたそうです。
柴田社長「コンビニは週1回、毎週火曜日に新商品が入れ替わります。世の中のトレンドや皆さまのニーズを反映しながら、心からおいしいと言ってもらえる商品づくりを行っています。」
商品の入れ替わりが激しいコンビニ業界。そこで余ってしまった肉や魚、調味料などの食材は、フードパントリーを通して埼玉県の子ども食堂に無償で提供しているのだそう。工場での廃棄を減らし、食料支援にもつながるサステナブルな取り組みで地域に貢献いただいています。
工場に潜入してお弁当づくりを体験!
皆さんと同じ制服に着替え、徹底した衛生チェックをしておにぎりやお寿司、お弁当などの米飯を専門につくっている工場内を見学しました。工場のラインを見学する中で一番驚いたのは、想像以上に手作業でつくられていたこと。今回は特別に、お弁当のトッピング作業を体験させていただきました。慣れた手つきで素早く丁寧に作業をするスタッフに並び、皆さんと息を合わせながら流れてくるお弁当におかずを乗せて行きます。
工場長・青池 泰明(あおいけ やすあき)さん「一部機械化はしていますが、盛りつけなどの細かい作業はやはり人の手でつくるものには敵わない。お客さまに笑顔で食べていただくために、丁寧につくっているんですよ。」
コンビニの棚に並ぶ商品の裏には、さまざまな人々の努力や食べる人への思いやりが込められているのだと改めて気づかされました。
1日4,500食つくるという海苔弁。「食べた方が幸せになりますように」と、心を込めて盛りつける市長。おにぎりの具もひとつひとつ丁寧に手作業で乗せています。
見学後の試食で、SPAMむすびをガブリ! 「スパムとマヨネーズと卵がごはんに絶妙にマッチして、とてもおいしい!ありそうでなかった商品ですよね。ボリュームもあって食べ応えたっぷり」と、満足げな市長でした。
取材を終えて
私たちの生活に身近なコンビニの商品が、地元・戸田でつくられていることを誇りに思います。最近のコンビニの進化はすさまじく、次々と新商品が出されて、飽きることなくお手頃価格でおいしいお弁当が買えるけれど、その裏にはこうした企業努力や働いている方の想いが隠されていたことを知ることができ、貴重な体験となりました。
柴田社長、青池工場長、社員の皆さん、ご協力ありがとうございました!