第10回 市長の全力!まち取材
株式会社イナミ(美女木)
1924年に創業し、1972年に戸田に工場を新設。今年で創業95周年を迎える。眼科医療機器分野でさまざまな製品を生み出し、医療の発展に寄与しており、国内でトップクラスのシェアを誇る。現在は、手術用鋼製小物、光学検査器械、診療設備、手術用ディスポーザブル製品の4つの事業に注力し、オリジナリティに磨きをかけている。
今回は、美女木研究所を見学させていただき、井浪 喬之社長に話を伺いました。
市長
「創業時から眼科医療機器を専門に扱っているのですか。」
井浪社長
「創業当時は、ビーカーなどのガラス製品を製造・販売していました。その後、私の曾祖父が眼科医の依頼で点眼瓶を開発して以来、眼科医療機器に特化しています。」
市長
「現在は国内外のさまざまな医療機関で御社の製品が使われているそうですね。」
井浪社長
「おかげさまで、多くの医療機関で愛用いただいており、眼科医の方なら一度は弊社の製品を扱ったことがあるかと思います。製品の精度・品質に定評があり、海外からの注文も多いですね。」
市長
「長年の努力で信頼を得てきた証ですね。御社の製品が世界中の人々の眼の健康を支えていると言っても過言ではないと思います。医療機器の製作には高い技術や知識が必要だと思いますが、社員の育成はどのように行っていますか。」
井浪社長
「中には、手術器具のように職人が一つ一つ手作業でつくっているものもあります。そのため、後継者の育成に向け、10年程前から若者を採用し、職人に弟子入りさせて一人前に育てるという人材育成を行っています。弊社は私で 4代目ですが、社員の平均年齢が30代半ばと、会社全体が若返っています。今後も培ってきた技術や想いを次代につなぎ、眼科医療の発展に貢献していきたいと思っています。」
井浪社長、社員の皆さん、ご協力ありがとうございました!