市指定文化財(常福寺当麻曼荼羅)
掲載日:2014年8月28日更新
常福寺当麻曼荼羅
有形文化財(絵画)1974年(昭和49年)3月30日指定
当麻曼荼羅は、浄土教の教えをわかりやすく具体的に図示した浄土変相図の1つで、当麻寺(奈良県)に残されているところから当麻曼荼羅と呼ばれています。
図の構成は、向って左縁(序分義)に阿闍世王の説話、右縁(定善義)に極楽浄土を観る方法、下縁(散善義)に来迎図、中央(玄義分)に極楽浄土の景観が描かれ互いに深く結びついています。
常福寺の当麻曼荼羅は、1822年(文政5年)から1824年(文政7年)にかけて深川の本誓寺沙門了門、礫川厳浄院住持了道によって描かれたものです。色彩がたいへん鮮やかで、大きさも縦・横2メートルの大幅です。
所在地
常福寺(戸田市中町2-4-11)
関係文献
戸田市教育委員会1988『戸田市の指定文化財』