市指定文化財(宝暦の庚申塔)
掲載日:2014年8月28日更新
宝暦の庚申塔
有形民俗文化財 1969年(昭和44年)4月10日指定
庚申信仰は、60年あるいは60日ごとに巡ってくる庚申の年や日に行われている民間信仰で、「庚申待」とか「守庚申」とか呼ばれています。この日は戒慎して諸善を行い眠らずに過ごすという習慣があります。
この庚申塔は1764年(宝暦14年)2月の銘があり、見事な笠がつき、六手立像の青面金剛が刻まれ、その両脇に二童子が、そして邪鬼、四夜叉がついた重厚な作です。また、側面には長文の銘も刻まれています。
市内にはこの他にも多くの庚申塔があり、その造形も文字だけのものや、灯籠形のもの、板碑形のものなど様々なものがあります。
所在地
圃中公園(戸田市笹目3-13)
関係文献
戸田市教育委員会1988『戸田市の指定文化財』
見学の際には、マナーを守り、文化財の管理者や参拝者の迷惑とならないようにお願いします。