市指定文化財(早瀬庚申塔)
掲載日:2014年12月1日更新
早瀬の庚申塔群
有形民俗文化財 1985年(昭和60年)2月1日指定
ここにある庚申塔は、全部で4基ありその年代は1695年(元禄8年)、1698年(元禄11年)、1753年(宝暦3年)、1815年(文化12年)と多岐にわたっています。このうち宝暦と文化のものには青面金剛像が刻まれています。また元禄の2基には身部下方に三猿が刻まれています。そして、元禄の2基には大変珍しい偈文がついています。この偈文は法華経の普門品の偈文の転用で、庚申塔を塚や路傍に造立する目的を詠んだものとされています。
また、この庚申塔は旧鎌倉街道といわれている道筋にあり、古くからこの道が使われていたことの一つの証となっています。(現在は、道筋の墓地に移されております。)
所有者
個人
関係文献
戸田市教育委員会1988『戸田市の指定文化財』