市指定文化財(千手観音供養図絵馬)
掲載日:2014年8月28日更新
千手観音供養図絵馬
有形民俗文化財 1981年(昭和56年)10月1日指定
絵馬は、社寺に祈願のために奉納する絵入りの額のことで、その習慣は古くからありました。人々に広く普及したのは江戸時代で、時代とともに絵に込める願いも多様化し、様様な図が描かれました。
戸田市内には数多くの絵馬が残されていますが、美女木の徳祥寺に奉納された千手観音供養図絵馬は、1822年(文政5年)の年号が記され、年号のある絵馬の中では市内で最も古いものです。
この図は、千手観音を囲んで観音経を唱えている様子を描いたもので、講の人たちが記念に奉納したものといわれています。
所在地
戸田市立郷土博物館(戸田市新曽1707)
関係文献
戸田市教育委員会1988『戸田市の指定文化財』