市指定文化財(地蔵菩薩坐像)
掲載日:2014年8月28日更新
地蔵菩薩坐像
有形民俗文化財 1985年昭和60年5月1日指定
この地蔵菩薩座像は、1818年(文政元年・文化15年)に造られたもので、江戸時代後期のものとして大変すぐれた彫刻です。
江戸時代後期の特色であるやや過剰ともいえる台座正面の浮き彫り(爆布)を背景に瓢箪をもつ仙人の図などにみるべきものがあります。この地蔵菩薩を刻んだ石工は旧下戸田村の秋本金次郎という人で、その技術の高さがしのばれます。
また、銘によると新曽・観音寺の僧隆賢の指導のもとに沖内(洞)の女講中によって造立されたことがわかります。
所在地
元常楽院(戸田市大字新曽263番地)
関係文献
戸田市教育委員会1988『戸田市の指定文化財』
見学の際には、マナーを守り、文化財の管理者や参拝者の迷惑とならないようにお願いします。