県指定文化財(日蓮上人墨跡及び日向記)
掲載日:2014年8月28日更新
日蓮上人墨跡及び日向記
有形文化財(書跡・典籍)1954年(昭和29年)3月4日指定
妙顕寺は、1271年(文永8年)佐渡に流刑される途中の日蓮に、妻の安産を祈願して帰依したこの地域の地頭隅田五郎時光によって建立され、日蓮の高弟日向を招いて開山したと伝えられています。
妙顕寺には、日蓮自筆による1279年(弘安2年)10月銘のある題目曼荼羅(子安曼荼羅)や日蓮自筆の墨跡があります。
また、「日向記」という日蓮の法話を弟子の日向が筆録したものもあります。
「日向記」は、1278年(弘安元年)3月から5月までの墨書14枚の記録で、日蓮の宗論を知る上でも貴重な資料となっています。
所在地
妙顕寺(戸田市大字新曽2438番地)
関係文献
戸田市教育委員会1988『戸田市の指定文化財』