ふるさと戸田「台風4号」 2016年7月号
掲載日:2016年6月30日更新
台風4号による浸水状況(1966年6月撮影)
[戸田市立郷土博物館蔵]
台風4号
市制施行直前の1966年6月27日から28日まで、台風4号が到来し、223ミリメートルの降雨量を記録しました。
この台風が過ぎ去った翌29日、晴天にもかかわらず河川の水位が上昇し、下戸田地区、上戸田地区、新曽地区を中心に全世帯の42パーセントが浸水し大きな被害を受けました。
これは、当時の戸田町内を流れる河川の水位よりも荒川の水位が高くなったため、河川から荒川に流れ込む樋門を締め切ったことで、排水ができなくなり、水があふれ出たことが原因でした。
このことが契機となって、この水害以前から要望があった中小河川から荒川へのポンプアップ場の新設が実現することとなりました。