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広報戸田市 2025年11月号

毎年11月はオレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン こどもたちの笑顔を守るために。 身近なサインを見逃さないで

児童虐待により死亡した児童数は、全国で年間60人(注釈)を超え、1週間に1人のこどもが命を落としています。

(注釈)「こども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第21次報告)」より

体罰などがこどもに与える影響

親から体罰を受けていたこどもは、「落ち着いて話を聞けない」「約束を守れない」「一つのことに集中できない」「我慢できない」「感情をうまく表せない」「集団で行動できない」という行動問題のリスクが高まります。

虐待や体罰、暴言を受けた体験がトラウマ(心的外傷)となって、心身にダメージを引き起こし、その後のこどもの成長・発達に悪影響を与えます。

また、こどもが「自分も周りの人に対して同じように振る舞ってよい」と感じてしまう可能性もあります。

こどもが保護者に恐怖心などを抱くと、対人関係のトラブルや非行犯罪被害など別の大きな問題に発展してしまう可能性もあります。

身近にこんなサインはありませんか?

こどものサイン

  • こどもの泣き叫ぶ声や保護者の怒鳴り声がいつも聞こえる
  • 不自然な傷や打撲の痕がある
  • 衣類や体がいつも汚れている
  • 表情が乏しい、活気がない
  • 夜遅くまで一人で遊んでいる

保護者のサイン

  • 幼いこどもを家に置いて外出している
  • こどもの養育に関して拒否的、無関心
  • こどものけがに関して説明が不自然
  • 地域などと交流が少なく孤立している

児童虐待は4種類あります

心理的虐待

言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、こどもの目の前で家族に対して暴力をふるう(面前DV)、こどもの心を傷つける暴言 など

身体的虐待

殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる など

性的虐待

こどもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にする など

ネグレクト

家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない、自宅に出入りする第三者による虐待などの行為を放置する など

もしかして虐待かも?少しでも気がかりなことがあれば迷わずご連絡ください!

全国共通3桁ダイヤル 189(いちはやく)

24時間365日(無料)匿名可能秘密厳守

(注釈)近隣の児童相談所につながります

県南児童相談所 電話番号 048-262-4152

(注釈)年末年始・祝日を除く平日、午前8時30分~午後6時15分

(注釈)こども家庭相談センターでも問い合わせを受け付けています

子育て中の方へ 子育ての悩みや不安はありませんか

子育て中は、たくさん幸せを感じる一方で、さまざまな悩みを持つことがあるかもしれません。「保護者として自分で何とかしなければ」と思っても、なかなかうまくいかないこともあります。

こどもとの関わり方のポイント

(1)こどもの気持ちや考えに耳を傾ける

聞いてもらえたことで、気持ちが落ち着いたり大切にされていると感じたりします。

(2)「言うことを聞かない」にもいろいろある

理解できていない、体調が悪いなど「イヤだ」という気持ちはさまざまです。今はそれ以上やり合わないなど、状況に応じて適切な対応を考えることが大切です。

(3)こどもの成長・発達によって異なることも

年齢や発達状況によって、「できる・できない」が異なります。こどもに合ったケアを考え、対応しましょう。

(4)状況に応じて、身の周りの環境を整えてみる

こどもが危険なものにふれないように配置を工夫するなど、環境を整えることでトラブルやイライラを減らせます。

(5)こどものやる気に働きかけてみる

こどもは気持ちの切り替えが難しい場合があります。場面を変えたり、好きな活動を取り入れたりすることで、行動や気分を切り替えやすくなります。

(6)肯定文で分かりやすく、時には一緒に、お手本に

怒鳴るよりも、「ここでは歩いてね」など肯定的に伝えることが効果的です。「一緒におもちゃを片付けよう」と共に行い、見本を示すことも大切です。

(7)よいこと、できていることを具体的に褒める

よい態度や行動を褒めることで、こどもは嬉しいだけでなく、自己肯定感が養われます。結果だけでなく努力や過程を認めることが大切です。

(8)保護者自身の工夫

自分の時間や心に余裕がないときは、少しでもストレスの解消につながりそうな「自分なりの工夫」を見つけ、保護者自身が休むことも大切です。

  • 深呼吸して気持ちを落ち着ける
  • ゆっくり5秒数える
  • 窓を開けて風に当たり、気分転換する

(注釈)「体罰等によらない子育てのために みんなで育児を支える社会に」(こども家庭庁をもとに作成)

話を聞いてほしい時は…

「こども家庭相談センター」にお電話ください。相談専門の家庭児童相談員が、一緒に解決策を考えます。

(注釈)乳幼児期~18歳(高校3年生の年齢)のこどもの相談に対応

こども家庭相談センター 電話番号 048-433-2222

(注釈)年末年始・祝日を除く平日、午前9時~午後5時


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