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広報戸田市 2025年7月号

「仲間がいるから今の自分がある」榎本 ふみ子(えのもと ふみこ)さん(新曽 87歳)

戸田市で生まれ育ってきた榎本さんは、30代の頃から民謡を習っています。民謡を始めたきっかけは、ご主人からのお誘いによるもので、夫婦で一緒に続けてきました。今もなお、続けており、老人ホームや福祉センターなどで披露しています。

民謡を長らく続けてきた榎本さんは、今から40年ほど前、戸田市が中国の開封市と友好都市の締結を行った際に、締結を記念して派遣された訪中団のメンバーに選ばれた経歴を持っています。当時、戸田市では開封市で日本の伝統芸能を披露するため、書道や華道の著名な先生に声を掛ける中、榎本さんの先生にも声が掛かり、参加が決まったそうです。当時を振り返り、「正直、不安と緊張でいっぱいだったが、仲間と一緒だったから頑張ることができた。とてもよい経験をさせてもらった。」と感慨深い様子で話していました。

今ではグラウンドゴルフや卓球など、町会の活動にも積極的に参加している榎本さん。仲間に囲まれる日々を何よりも大切に過ごす姿が今も元気に過ごすことのできる秘訣と物語っていました。